この記事では、「長時間」と「長期間」の違いを分かりやすく説明していきます。
「長時間」とは?
「長時間」には、ある時刻とある時刻の間が長いことという意味があります。
長いとは間隔が大きいことです。
どれくらいが長いのかは、そのときどきやそれぞれの人の感じ方によって違います。
5分を長いと感じる人もいれば、1時間は長くないと感じる人もいるのです。
ものすごくお腹が空いているときは、カップ麺ができあがるまでの3分間を「長時間」に感じることでしょう。
しかし、お腹がそれほど空いていないときや、他のことを考えているときなどは、3分間をそれほど長くは感じません。
恋人とのデートのとき、相手がやってくるまでの待ち時間を長く感じることがあります。
早く相手に会いたいという気持ちが強いと、会えるまでが待ち遠しくなります。
ゲームを夢中になっていると、1時間や2時間などあっという間に過ぎてしまいます。
しかし、学校の授業が1時間もあると「長時間」に感じられます。
このように、長いとはどれくらいの間隔なのか、そのときどき、その人それぞれで違い、何を「長時間」と感じるのかも違います。
「長時間」の使い方
長い時間のことを指して使用します。
長い時間とは何分という定義はなく、その人が長いと感じれば「長時間」になります。
「長期間」とは?
「長期間」には、ある期日や日時から、他のある期日や日時までの間隔が長いことという意味があります。
どれくらいの間隔を「長期間」と感じるかは、そのときどき、その人それぞれで違います。
小学生のころの夏休みはあっという間に過ぎてしまいます。
40日前後の期間、夏休みがあり、数字としてみると長く感じますが、夏休みを過ごしてみると短く感じます。
同じ40日でも、嫌な仕事をする毎日だと長く感じることでしょう。
大学でレポートを提出してくださいと言われたとします。
期間は3週間後までです。
これまでレポートの準備をしてきた人ならレポート提出まで十分な時間があり、「長期間」準備の時間をとれると感じることでしょう。
しかし、まったく準備をしていなかった人にとっては3週間は短く感じるかもしれません。
このように、どのくらいの間隔を「長期間」と感じるかは、そのときどき、人それぞれで違います。
「長期間」の使い方
長い期間のことを指して使用します。
どれくらいが長い期間なのかという定義はありません。
「長時間」と「長期間」の違い
どちらの言葉も「長い」という意味を含んでいますが、何が長いのかが違います。
「長時間」の場合は時間、「長期間」の場合は期間です。
「長時間」の例文
・『長時間休憩をしていた』
・『いつの間にか長時間が経っていた』
・『長時間座っていても疲れない椅子』
・『長時間の作業に適している』
「長期間」の例文
・『長期間留守にします』
・『長期間美容院に行っていなかった』
・『長期間を要することが予想されます』
・『長期間の利用を許可します』
まとめ
2つの言葉には長いという意味が含まれていますが、「長時間」は時間が長いこと、「長期間」は期間が長いことで、何が長いのかという点で意味が違う言葉です。