「関わる」と「携わる」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「関わる」と「携わる」の違いとは?違い

この記事では、「関わる」「携わる」の違いを分かりやすく説明していきます。

「関わる」とは?

「関わる」には2つの意味があります。

一つは、2つ以上のものが互いにつながりがあることです。

ある演出家のことで考えてみます。

この人は、さまざまな舞台の演出を手掛けています。

Aという舞台も、Bという舞台も、Cという舞台も手掛けているのです。

舞台を手掛けるということは、その舞台とつながありがあるといえます。

舞台と演出家につながある、つまり2つ以上のものが互いにつながっています。

このことを「演出家が舞台に関わる」ということができます。

「関わる」のもう一つの意味は、重大なつながりを持つです。

影響が及ぶという意味合いになります。

大きな病気にかかった場合、手術をするか、しないかは、命に影響を与えます。

手術をする・しないは、重大なことといえるでしょう。

この場合「命に関わる問題」ということができます。


「関わる」の使い方

何かと何かのつながりを指して使用をします。

2つ以上のものにつながりがあること、重大なつながりを持つことを意味しています。


「携わる」とは?

「携わる」には2つの意味があります。

一つは、ある物事に関係するです。

とくに仕事と深く関係することをいいます。

ある人は雑誌の編集の仕事をしています。

雑誌の仕事には編集以外にも、取材や装丁などさまざまありますが、この人はもっぱら雑誌編集の仕事に関係しています。

雑誌編集に深く関係しているといえるでしょう。

このことを「雑誌編集に携わる」ということができます。

もう一つの意味は、手を取り合うです。

一緒に行くといった意味になります。

「携わる」の使い方

2つの意味がありますが、ある物事に関係するという意味で使うことの方が多いです。

とくに仕事に従事することをいいます。

「関わる」と「携わる」の違い

「携わる」には、仕事にかかわるという意味があり、「関わる」と似たような意味を持っています。

しかし、まったく同じことではありません。

「関わる」は、つながりがあるといった意味合いです。

仕事以外にことについてもいいます。

一方、「携わる」は従事するといった意味合いになります。

とくに仕事と深く関係していることをいいます。

「関わる」の例文

・『将来に関わる重大な問題だ』
・『介護に関わる多くの人と協力する』
・『ITに関わることは一切わかりません』
・『学校の行事の準備に関わる』
・『私生活に関わる問題です』

「携わる」の例文

・『事業に多くの人が携わる』
・『実用書の出版に携わる』
・『好きなことに携わることができて幸せです』
・『重大な任務に携わる科学者』
・『研究に携わる人々』

まとめ

「仕事に関わる」「仕事に携わる」といった同じような使い方ができる2つの言葉ですが、同じ意味ではありません。

一方はつながりがあること、もう一方は従事することを意味しています。

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