この記事では、「除名」と「破門」の違いを分かりやすく説明していきます。
「除名」とは?
「除名」の意味と使い方について紹介します。
「除名」の意味
「除名」は「じょめい」と読みます。
意味は、「昔、重罪を犯した官人の身分や勲章などをはく奪した刑罰のこと」「組織や団体で、ある構成員に対して資格をはく奪して、名簿から名前を消し去ること」です。
「除名」の使い方
「除名」には以下の2つの意味と使い方があります。
1つ目は元の意味で「昔の日本で、官人が重罪を犯した時に、6年間身分や勲章などをはく奪したと言われる刑罰のこと」です。
2つ目は現在に転用して使われる様になった意味で「組織や団体で、ある構成員に対して資格をはく奪の上、名簿から名前を消し去ること」という意味で「除名処分にする」などと言います。
一般的に、その構成員が重大な規則違反などを犯した時の制裁措置であり、二度と復活することはできません。
「破門」とは?
「破門」の意味と使い方について紹介します。
「破門」の意味
「破門」は「はもん」と読みます。
意味は「宗教で信者の資格をはく奪して教会や宗派から追放すること」「師弟の関係を絶ち、門下から排除すること」です。
「破門」の使い方
「破門」には以下の2つの意味と使い方があります。
1つ目は、「宗教で信者の資格をはく奪して、教会や宗派から追放すること」という意味で、宗教の門徒から外すことを言います。
ここから転じて、現在では「組織や団体での資格をはく奪して、追放すること」という意味で使われています。
2つ目は「師弟の関係を絶ち、門下から排除すること」という意味で、「弟子を破門する」などと言います。
映画やマンガ、アニメなど、主人公が修業して活躍するストーリーでよく使われる言葉です。
「破門」は、門徒が恩師の名誉を傷つけたり、謀反を起こすなどの行為をした時に下される処分です。
ただし、将来的に悔い改めた場合、復活できる可能性もあります。
「除名」と「破門」の違い!
「除名」は「組織や団体で資格をはく奪して名簿から名前を消し去ること」です。
「破門」は「組織や団体での資格をはく奪して、追放すること」です。
まとめ
今回は「除名」と「破門」の違いをお伝えしました。
「除名は復活できない」、「破門は復活可能」と覚えておきましょう。