この記事では、「面目躍如を果たす」の意味を分かりやすく説明していきます。
「面目躍如を果たす」とは?意味
「面目躍如を果たす」は「めんもくやくじょをはたす・めんぼくやくじょをはたす」と読みます。
どちらの読み方も実際に使われているので、間違いではありません。
意味は「周囲の期待に応えるほど活躍すること」です。
ある目標や、大きなものごとを成し遂げて、周囲に対して誇らしく思うことを表します。
「果たす」は、「目標ととしていること、または大きなことをやり遂げる」という意味で、周囲の人から評価される結果になって始めて使われる言葉です。
「面目躍如を果たす」の概要
「面目躍如を果たす」は、「面目躍如+を(助詞)+果たす」で成り立っています。
「面目躍如」は四字熟語で、「面目」は「世間への顔向け」という意味、「躍如」は「躍動するかの如く」になり「高く跳ね上がる様な勢いがあること」になります。
「面目躍如」で「世間への自分の評価が高く跳ね上がる様な勢いがあること」という意味で、ここに「目標をやり遂げる」という意味の「果たす」が付き、「世間への自分の評価が高く跳ね上がる様な勢いを生じる目標や成功を成し遂げる」という意味になります。
「面目躍如を果たす」の言葉の使い方や使われ方
「面目躍如を果たす」の言葉の使い方や使われ方は以下の通りです。
『皆様のお力添えのお陰で、面目躍如を果たすことができました』
大きな目標を掲げて活動していたのですが、自分一人ではどうしようもないこともあります。
自分が成功した時には、周囲の人に対して感謝の気持ちを忘れず、一緒に成功を喜んで欲しいと思う気持ちを表しています。
『彼はプレッシャーに負けず、見事面目躍如を果たしてくれた』
相手から大きく期待されると、プレッシャーに負けて実力が発揮できなくなることもあります。
周囲から多大に期待されていた人が、その圧力に負けずに見事に大きな成果を収めたことを表しています。
『彼女は上司の期待に応えて面目躍如を果たした』
女性が大きなプロジェクトや責任ある仕事に抜擢されて、周囲がどうなるかと心配したり、興味本位で見守っていたところ、非常に優れた能力を発揮して、すばらしい結果を出したことを表しています。
「面目躍如を果たす」の類語や言いかえ
「面目躍如を果たす」の類語や言いかえは以下の通りです。
「面目一新(めんもくいっしん・めんぼくいっしん)」
「面目一新」は、「以前良くなかった人からの評価が、急に変わって高くなる様に活躍すること」という意味です。
「面目躍如」と似ていますが、「面目一新」は「低かった評価が高くなる」という意味があります。
「面目が立つ(めんもくがたつ・めんぼくがたつ)」
「面目が立つ」は、「自分の体裁が保たれている」という意味です。
やるべきことをしたり、期待通りのことを成し遂げて、自分に対する周囲の評価を保つことです。
「面目躍如」の様に「活躍すること」という意味はなく、「現状維持」に留まります。
まとめ
今回は「面目躍如を果たす」について紹介しました。
「面目躍如を果たす」は「期待に応えて成し遂げる」と覚えておきましょう。