「固持する」とは?意味や使い方、例文や意味を解釈

「固持する」とは?意味と使い方

この記事では、「固持する」の意味を分かりやすく説明していきます。

「固持する」とは?意味

「固持する」は、頑なを維持することや、信念などを変えることなく、固着化した状態で維持し続けることです。

「する」とあるように、この「する」という言葉が終止形であるが故に終始徹底してそれをやり続けると公言しています。

なお、「する」の状況が解かれるには自ら満足などをして十分であると確信した場合や、その状況の維持が不可能となった場合などやる必要性がなくなった場合において「する」は必要のない物へと置き換わるのです。

つまりは、「する」「しない」と置き換えるだけでそちらを終始徹底すると置き換えることができるのがこの「固持する」になり、「固持しない」と言えば、終始徹底して「固持」をしなくなります。


「固持する」の概要

「固持する」は主に自分が持つ信念などの考え方を絶対に保持することにあり、いわば考えの固着化です。

その為、考え方においては柔軟性がないとも言え、進行などを守ることも実は自分が望んだ考えであるが故それをかたくなに守っていることは「固持する」に当たります。

しかしながら、「固持」の考えの固着化には終わりが存在しており、いつまでも同じ考えでいることは実は難しく、「する」という言葉は終始それをやりきることを言い切っているのですが、実際には言い切りではありますが、口約束で、本人が「固持する」ことを辞めたと言い出せばそれを無効とするため、「する」とありますが絶対にそれを永久的に行うわけではないのです。


「固持する」の言葉の使い方や使われ方

「固持する」という言葉の使い方は、自分から考えを曲げない場合自らが言うか、第3者が「固持する」ということで対象者の考えが固着化したと周囲に言う場合使用します。

その為、「固持する」は、対象となるものは、人間であり、思考という考えることを可能とする生き物に対して使用し、動物に対しては動物自ら「固持する」という言葉は使いません。

「固持する」はあくまで対象を人とします。

「固持する」の類語や言いかえ

「固持する」の類語および言いかえは、自分の考えを維持することにあるため、「堅守」「維持」などが同じ意味や言いかえに相当します。

まとめ

「固持する」ですが、意味合いにおいては自分の考えを変えずに維持し続けることにあるうえ、「する」という文字があるが故に永遠に維持することであるかに見えます。

ですが、実際にはそれは不可能で、「する」は終止形で絶対的な高原を示しているが故に絶対であるとしていますが、実のところは、辞めたと言い出せばそれも絶対であるが故「固持するのを辞めた」と言えば、辞めたことが絶対になるため、実のところ永遠に維持することはできないのです。

これは単なる言葉遊びになり、「固持しない」と言えば同じ「固持することを辞めた」と同じ意味になりますのでいずれにしろ、「固持する」は、絶対に永久的に自分の考えを押し通し守り続けることではないのです。

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意味解説辞典