この記事では、「順調」と「快調」の違いを分かりやすく説明していきます。
「順調」とは?
「順調」は「じゅんちょう」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「ものごとが良い方向に運ぶこと」という意味で、ものごとが良く想定していた通りに進む様子を言います。
2つ目は「ものごとが滞りなくはかどること」という意味で、ものごとが遅れずに、予定通りに進む様子を言います。
上記に共通するのは「滞りない」という意味です。
「順」は「したがう」とも読み、「差し障りがない」「都合が良い」という意味、「調」は「しらべ」とも読み「ものごとの進行する具合」という意味、「順調」で「ものごとの進行具合が都合よい、差し障りがない」になります。
「順調」の使い方
「順調」は「ものごとが良い方向に運ぶこと」「ものごとが滞りなくはかどること」という意味で使われます。
名詞・形容動詞として「順調だ・である」と使われたり、形容詞として「順調な」と使われたり、副詞として「順調に」と使われたりします。
基本的に、ある目的に向かって都合よく、遅れることなく進む様子に使われる言葉です。
「快調」とは?
「快調」は「かいちょう」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「ものごとの調子がすばらしく良いこと」という意味で、ものごとが良好な状態で進み続ける様子を言います。
2つ目は「思う様にものごとが運ぶこと」という意味で、とんとん拍子にものごとが進んで行く様子を言います。
上記に共通するのは「気持ち良く進む」という意味です。
「快」は「こころよい」とも読み、「気持ちが良い」「胸のすく様な感じ」という意味、「快調」で「ものごとの進行具合が気持ちよく、胸のすく様な感じであること」になります。
「快調」の使い方
「快調」は「ものごとの調子がすばらしく良いこと」「思う様にものごとが運ぶこと」という意味で使われます。
名詞・形容動詞として「快調だ・である」と使われたり、形容詞として「快調な」と使われたり、副詞として「快調に」と使われたりします。
基本的に、ものごとが都合よく、スカッと気持ちよく様子に使われる言葉です。
「順調」と「快調」の違い
「順調」は「ある目的に向かって都合よく、遅れることなく進む様子」という意味です。
「快調」は「ものごとが都合よく、スカッと気持ちよく様子」という意味です。
「順調」の例文
・『商品の売れ行きが順調だ』
・『このまま順調に行けば明日には終わる』
・『患者は順調に回復している』
・『ランナーが順調にスタートを切った』
「快調」の例文
・『バイクで高速を快調に飛ばした』
・『最後の仕上げが快調に進んでいる』
・『新しいパソコンは快調に動いている』
・『彼は朝から快調でバリバリ仕事ができる』
まとめ
今回は「順調」と「快調」について紹介しました。
「順調」は「遅れずに進む」、「快調」は「スカッと進む」と覚えておきましょう。