「顔見知り」と「人見知り」の違いとは?分かりやすく解釈

「顔見知り」と「人見知り」の違い違い

この記事では、「顔見知り」「人見知り」の違いを分かりやすく説明していきます。

「顔見知り」とは?

「顔見知り」の意味は以下の通りです。

1つ目は、「お互いの顔を知っている人」という意味で、その様な相手を表す言葉です。

2つ目は、「何度か顔を合わせている関係」という意味で、親しく付き合っている訳ではないが知り合いであるという間柄を言います。

上記に共通するのは「顔を知っている程度」という意味です。

「顔」「人の顔」のこと、「見知り」は動詞「見知る」の連用形で「見覚えがある」という意味です。

「顔見知り」で、人の顔を見て覚えているという意味になり、お互いが親密であったり、信頼関係があるなどの意味は含まれていません。


「顔見知り」の使い方

「顔見知り」「お互い顔を知っている人」「何度か顔を合わせている関係」という意味で使われます。

名詞・形容動詞として「顔見知りだ・である」と使われたり、形容詞として「顔見知りの」と使われたりします。

基本的に、お互い面識があるものの、名前や職業、住所などプライベートなことまではよく知らない関係に使われる言葉です。

尚、一方だけが知っていたり覚えていたりする関係には使われません。


「人見知り」とは?

「人見知り」の意味は以下の通りです。

1つ目は、「子供が大人に対して恥ずかしがったり、嫌がったりする様子」という意味で、小さな子供が知らない人と会った時に、恥ずかしがったり嫌がったりして逃げたりぐずったりする様子を言います。

2つ目は「初対面の人とうまく付き合えない人」という意味で、人目を意識し過ぎてうまく接することができずに、人を避けてしまう性格を言います。

上記に共通するのは「人に対して照れたり恥ずかしいと思う」という意味です。

「人見知り」の使い方

「人見知り」「子供が大人に対して恥ずかしがったり、嫌がったりする様子」「初対面の人とうまく付き合えない人」という意味で使われます。

名詞・形容動詞として「人見知りだ・である」と使われたり、副詞として「人見知りで」と使われたりします。

基本的に、人を意識し過ぎて恥ずかしい、遠ざけたいと思う時に使われる言葉です。

「顔見知り」と「人見知り」の違い

「顔見知り」「お互い顔を知っている程度で、親しくはない関係」という意味です。

「人見知り」「相手を意識し過ぎて恥ずかしい、遠ざけたいと思う性格」という意味です。

「顔見知り」の例文

・『彼は居酒屋での顔見知りだ』

・『警察は顔見知りによる犯行と見ています』

・『あの人は毎朝エレベーターで会う顔見知りだ』

・『彼は社長のことを顔見知りなどと言ってのけた』

「人見知り」の例文

・『うちの子供は人見知りが激しい』

・『彼は人見知りするタイプだが、一度友達になると親切だ』

・『人見知りするので、新しい職場になじめるか不安です』

・『私は人見知りする方だが、彼女とは初対面から違っていた』

まとめ

今回は「顔見知り」「人見知り」について紹介しました。

「顔見知り」「顔を知っている程度の関係」「人見知り」「相手とうまくなじめない性格」と覚えておきましょう。

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