この記事では、「餓鬼」と「鬼」の違いを分かりやすく説明していきます。
「餓鬼」とは?
「餓鬼」の意味と概要について紹介します。
「餓鬼」の意味
「餓鬼」は「がき」と読みます。
意味は「生前に贅沢が過ぎた為に、六道の中にある餓鬼道に堕ちた亡者のこと」「子供を雑に呼ぶ言葉」になります。
「餓鬼」の概要
「餓鬼」は、仏教用語で、生前に贅沢三昧をした為に、六道のうち餓鬼道に堕ちた亡者のことを言います。
「餓鬼」は、常に飢えと渇きに苦しみ、幾ら食べても飢えを満たせず、腹だけがふくれあがり、手足が細くなっています。
食べものを食べようとすると燃え上がり、水を飲もうとすると血膿に変わるので、土や泥水などを飲んでいるとされています。
子供のことを「ガキ」と言うのは、子供がいつも腹を空かせてガツガツしているからと言われています。
「鬼」とは?
「鬼」の意味と概要について紹介します。
「鬼」の意味
「鬼」は「おに」と読みます。
意味は「亡くなった人の魂で、地獄の閻魔大王の僕、または餓鬼道に落ちた餓鬼のこと」です。
「鬼」の概要
「鬼」は、仏教用語で昔は亡くなった人の魂であり、人に悪さをする怖いものとされていました。
しかし次第に「鬼」としての視覚的イメージが定着すると、地獄で閻魔大王に仕えている獄卒のことであったり、餓鬼道に堕ちた「餓鬼」のことを表す意味として使われる様になったのです。
「鬼」と言えば、髪がパーマで頭に角が生えていて、トラのパンツをはき、手に金棒を持っているのが一般的です。
これは、地獄で亡者達に罰を与えることから想像されたイメージです。
「餓鬼」と「鬼」の違い!
「餓鬼」は「生前に贅沢が過ぎた為に、六道の中にある餓鬼道に堕ちた亡者のこと」です。
「鬼」は「亡くなった人の魂で、地獄の閻魔大王の僕、または餓鬼道に落ちた餓鬼のこと」です。
まとめ
今回は「餓鬼」と「鬼」の違いをお伝えしました。
「餓鬼は餓鬼道に堕ちた飢えた鬼」、「鬼は地獄にいる獄卒や餓鬼」と覚えておきましょう。