「高原」と「平原」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「高原」と「平原」の違いとは?違い

夏の猛暑の時に、避暑に行く場所としては「高原」がよく選ばれます。

特に東京から比較的容易に行ける長野や山梨にも沢山の「高原」があります。

「高原」は高い場所という意味なのでしょうか。

また、「高原」と言えば、他に「平原」と言う言葉もありますが、これら2つの違いは何でしょうか。

この記事では、「高原」「平原」の違いを分かりやすく説明していきます。

「高原」とは?

「高原」とは、「高いところにある原っぱ」のことです。

ここで言う「原っぱ」とは、広さのある、平らな場所であり、草が茂るような自然のままの場所、あるいは人工物が目立つ場所に無いと言う場所を言います。

一般的には標高がある程度以上の高いところにあります。

有名な「高原」としては、長野の上高地、車山、乗鞍、北海道の釧路、栃木の那須高原などがあります。

英語では、「plateau」が一般的です。


「平原」とは?

「平原」とは、「平らな原っぱ」と言う意味です。

前述のように、「原っぱ」が自然のままの平らな場所なので、そこに、さらに平らであることが強調されます。

「平原」「平野」のタイプのひとつと言っても良いのですが、「平野」はただ平らで広い場所を指す言葉なので、「関東平野」のように、自然だけではなく、ビルや住宅など、様々な人工物が沢山ある場所のことも指します。

「平原」は標高の低い場所にあるという定義と、標高は問わない定義の両方があります。

英語では「plain」が近い意味になります。


「高原」と「平原」の違い

「高原」「平原」の違いを、分かりやすく解説します。

2つの言葉は、ともに「広い原っぱ」を表現するものであるという部分では同じですが、大きな違いは「高原」の標高の高い場所にあるということです。

日本では、標高600m以上のところにあるのが「高原」と言う定義が一般的です。

それに対して、それよりも低いところにあるものだけを「平原」と言う場合もあり、そのケースでは「高原」「平原」の対義語になります。

「高原」の例文

「高原」の例文は以下のようになります。

・『チベットはヒマラヤの北にある、広大な高原地帯です』
・『上高地には、高原に特有の動植物が多く生息しています』

「平原」の例文

「平原」の例文は以下のようになります。

・『広い平原に吹き渡る風のように、人々の心を動かす作品が作りたいと思っています』
・『平原にはゴルフ場を作りやすいが、自然を壊さないように注意が必要です』

まとめ

この記事では、「高原」「平原」の違いを、解説してきました。

昔に比べると、近所に「原っぱ」が無くなったことに気がつきます。

そこには多くの生物が生活していて、人間もその中の一員として活動していました。

現在では、わざわざ「平原」「高原」に出かけて行くことになりますが、広い場所を訪れると、まずは、空が高く、空気が美味しいと感じます。

これは、多くの植物が太陽を受けて、行う光合成で実際に酸素が放出されていることもその理由の一つでしょう。

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