「鬼嫁」
女性は成長していくにつれてどんどんと変化していきます。
そして結婚することでこれまでと大きく変わっていく人も多いです。
「昔はあんなに優しかったのに」という思い出を持ちながら「今は鬼嫁になった」と嘆く男性も多いです。
しかし鬼嫁についてもただ厳しいから鬼嫁というわけではありません。
そして「鬼嫁」という言葉は女性にとって聞きたくない言葉の一つです。
そのため使い方にもとても注意が必要となります。
「鬼嫁」の意味
鬼嫁とは、結婚している女性の中でも鬼のように非常に厳しい人を指し示す意味・言葉です。
その厳しさからも「鬼のようだ」という含みを持たせて使われています。
しかし鬼嫁についても愛情の有無によってその意味は変わっていきます。
愛情のある鬼嫁の場合、厳しいことも多いが夫となる人をたてる・サポートすることを忘れません。
そのため厳しさに関しても夫が成長していくうえで必要なことをしているだけとなります。
それに対して愛情のない場合、ただひたすらに自分本位に感情をぶつけてきます。
本当の意味での鬼嫁は後者を指します。
「鬼嫁」の言葉の使い方
鬼嫁という言葉は夫に厳しい妻の代名詞として用いられます。
しかしそれはあくまで夫が自虐的な意味で使うことが多くなります。
他人が「あなたの嫁は鬼嫁だ」というとその人は自分の妻を何も知らない相手に批判された気分を害する可能性が高いです。
そのため使い方としてはあくまで自分で自分の妻の厳しさを表現する形となります。
また鬼嫁と言う単語は妻に関わらず、多くの女性にとって非常に敏感なワードです。
使う際の場所としては男性のみの方が無難となります。
「鬼嫁」を使った例文・短文(解釈)
鬼嫁と言う言葉は男性同士の間で使われることが多いです。
しかし他者の妻に当たる方を指す言葉でもあるため、夫に当たる人にとってはデリケートな言葉でもあります。
トラブルにならないためにはどのように使えばいいのか例文・解説を紹介していきます。
「鬼嫁」の例文1
「僕の嫁は結婚してからどんどん変わったよ。 今ではまさに鬼嫁状態。 家に帰るのもつらいよ」
この場合、夫となる人は妻に対して恐怖心を抱いており、自宅での妻の様子・怖さから鬼嫁と例えています。
また結婚前・交際中と比べてどんどんと変わっていったということもあり、以前と現在の比較の意味も込めて使われています。
「鬼嫁」の例文2
「自宅にて妻が『芸能人で自分の妻を鬼嫁と言うけどもっと女性に感謝すべきだと思う。 厳しくしてくれる女性がいるから男はしっかりと成長出来るんだよ』と鬼嫁の妻が話をしていた」
この場合、夫の妻はすでに鬼嫁と化しており、鬼嫁と思われるような行動・発言を夫に納得させるためにメディアを使って同意させようとしています。
また妻となる鬼嫁は発言中の鬼嫁と同じ感覚を持つからこそ、夫に対して鬼嫁の必要性を説いています。
「鬼嫁」の例文3
「僕の妻は年々鬼嫁になりつつあります。 家の中では私はいつも委縮しています。 しかし普段から健康管理や仕事の準備・至らないことを指摘してくれるため、そんな妻に支えられています」
この場合は妻に対して怖い印象を持っており、鬼嫁と表現しています。
しかしただ怖いだけでなく、愛情を持っての行動ゆえの鬼嫁ととらえています。
そのため怖さはありますが鬼嫁であることに対しての抵抗や不満は少なく、感謝の意味を込めて鬼嫁と表現しています。
「鬼嫁」の例文4
「女性同士の会話の中で『私は結婚しても絶対に鬼嫁にはならないと思う。 いつも夫になる男性を思って行動できるよ。 だから早く結婚するの』と盛り上がっていた」
この場合、鬼嫁と言う単語は女性同士の中で使われています。
女性の中でも鬼嫁というイメージは良いものではなく「ああはならない」と反面教師のような意味を込めて使われています。