「B専」
「B専」は「びーせん」と読みます。
若い人の間で作られた俗語で、男女関係なく使われている言葉です。
「B専」の意味
「B専」の意味や語源などについて紹介します。
「B専」の意味
「B専」の意味は、「ブサイク・ブスの人だけを好きになる人」のことです。
人はどうしても見た目で人を「美人」「イケメン」と判断してしまいます。
美人やイケメンの定義ははっきりと決まっている訳ではないのですが、一般的に見て「容姿が端麗である」と思われる人のことをいいます。
恋人を選ぶ時にも見た目が影響する人も多いのですが、中には容姿が劣っている、いわゆる「ブサイク」「ブス」と呼ばれる異性を好む人がいるのです。
意外に本人が美人やイケメンであることが多く、ブサイクな人とカップルになるとアンバランスで目立ちます。
この様な時に「B専」という言葉を使うのです。
「B専門」の語源
「B専門」の語源は「ブサイク専門」「ブス専門」を略した言葉です。
どちらも「B」が付くことから、「B専」と呼ばれる様になりました。
元々は女性に使われていた言葉で「ブサイクな男性ばかりを好む女性」を意味していました。
「ブスな女性ばかりを好む男性」は「ブス専」と呼ばれていたのですが、段々と統合されて「B専」となり、男女兼用の言葉となっています。
「B専」以外でアルファベットを使う「専門」
「B専」以外にもアルファベットを使う「専門」用語があります。
「A専」は「人から見て明らかに「美人・イケメン」ばかり好む人のことで、いわゆる「面食い」です。
「D専」は「デブ専=太っている人が好みの人」という意味です。
「F専」は「フケ専=老けている人が好みの人」という意味です。
「B専」の言葉の使い方
「B専」の言葉の使い方には以下のポイントがあります。
内面で選んだ人には使わない
人によっては「人は顔じゃない、内面だ」と言い、本当に内面を重視して異性を選んでいる人もいます。
その時によって相手が美人だったりブスだったりする様な人は「B専」とは言いません。
「B専」とは、いつでも「ブサイク・ブス」ばかりを好んで選ぶ人のことを言うのです。
本人に自覚がないこともある
「B専」はあくまで個人の美的感覚で判断するものです。
他人から見て「B専」だと思っても本人が全くそう思っておらず、自分が選んだ恋人に対して「カッコいい・カワイイ」と思っていることもあります。
本人に自覚がない時には「B専」と言ってしまうと不快に思うこともあるので注意しましょう。
「B専」を使った例文・短文(解釈)
「B専」を使った例文と解釈を紹介します。
「B専」の例文1
「〇〇はB専だが幸せそうだな」
友達が恋人を紹介してれたのですが、お世辞にも見た目が美人とは言えないことがあります。
しかし恋人と幸せそうにしている恋人を見て「良かったな」と思っている様子を表しています。
「B専」の例文2
「あんなに美人な〇〇がB専だと分かってビックリした」
人並み以上に美人でどこに行ってもモテモテの女性が、ブサイクな男性にばかり興味を持つことに驚いている様子を表します。
この場合、イケメンが好みでないことに対して安心している気持ちも含まれています。
「B専」の例文3
「歴代の元カノを見てもどうしても彼はB専だとしか思えない」
これは、本人に「B専」という自覚がない場合に使われます。
本人は「彼女はカワイイ」というのですが、友人から見て歴代付き合ってきた元カノを見る限りどうしても「ブス」ばかりを選んでいるとしか思えないのです。
「B専」の例文4
「B専って付き合って安心できるのよね」
ブサイクな男性と付き合うと、レベルが高い人と付き合うよりも気軽で、浮気をされる心配もありません。
付き合っていて安心感があり、幸せであるという様子を表しています。