最近よく耳にするIT語には、意味の分からない言葉もあります。
この記事では、「EC」と「通販」の違いを分かりやすく説明していきます。
短時間で中身をサクッと学んでいきましょう。
「EC」とは?
ECとは電子商取引のこと。
電子商取引という難しい言葉が付いていますが、要するに「インターネット上のお店」のこと。
「ネットビジネス全般」を指します。
EC とは「エレクトロニック・コマース」という英語からきた言葉です。
アメリカのアマゾン社がネットビジネスを始めた頃から、この用語が用いられるようになりました。
日本でも楽天市場を始めとする「ネット上のショッピングモール」が多数生まれるようになり、浸透してきたという歴史があります。
ちなみにアマゾンや楽天市場などのモールを「ECサイト」と呼んでいます。
ネット上でお買い物が完結するので、こうした呼び方をしています。
またECと正反対の立ち位置にあるのが「実際のショップ」です。
最近では実店舗を運営しながら「ECサイトに出店をおこなう企業」も増えています。
「通販」とは?
通販(つうはん)とは、通信販売のこと。
TVのコマーシャルやカタログ、折り込みチラシ、インターネットを介した商売を「通販」と呼んでいます。
そのため通販のあらわす範囲は、とても広いです。
通販は1870年代のアメリカで誕生した、ビジネス形態です。
1800年代になると日本の老舗百貨店を中心に「通販ビジネス」がおこなわれるようになります。
通販の店舗側のメリットは、お店に足を運べない、遠くのお客さんにも自社の商品をアピールできること。
そしてお客さん側のメリットは、自宅でじっくり吟味しながら、商品選びができることです。
日本国内の通販市場の売上高は、年間10兆円くらいあります。
この傾向は右肩上がりにのびていて、これからも増加傾向にあるといわれています。
「EC」と「通販」の違い
どちらもショッピングに関する言葉です。
「EC」と「通販」の違いを、分かりやすく解説します。
・通販に含まれる「EC」「EC」と「通販」はどちらも学校で詳しく教えてもらわないまま世の中に広がったので、よく分からない方も多いと思います。
歴史をひも解くと、最近できたものがEC。
古くからあるのは通販です。
そして考え方としては「通販」という大きなカテゴリーの中に「EC」が含まれます。
「通販」はお店を持たずにお客さんとやり取りして、自社の商品を売ることです。
そのため通販の中には「EC」のような、ネットショッピングも含まれます。
そして通販にはテレビコマーシャルや新聞の折り込みチラシも入ります。
間口が広いのが「通販」。
ネットのみ業態を絞っているのが「通販」です。
まとめ
「EC」と「通販」の違いを分かりやすくお伝えしました。
「EC」とは電子商取引のこと。
ネットショッピング全般を指します。
そして「通販」は通信販売のこと。
ラジオやコマーシャル、通販カタログやチラシなどを介して買い物することです。
違いを知って、ビジネスに活かしていきましょう。