この記事では、“wrong”と“incorrect”の違いを分かりやすく説明していきます。
「wrong」とは?
“wrong”の意味は以下の通りです。
1つ目は「不正の」「悪い」という意味で、よくないことを言います。
2つ目は「間違った」「誤った」という意味で、不適切なことを言います。
3つ目は「逆の」「裏の」という意味で、表と裏があべこべになっていることを言います。
4つ目は「故障している」「具合の悪い」という意味で、調子が良くないことを言います。
上記に共通するのは「道徳的・常識的に考えて間違っている」という意味です。
「wrong」の使い方
“wrong”は「不正の」「間違った」「逆の」「故障している」という意味で使われます。
形容詞・副詞として使われたり、名詞として「不正」「よこしま」「非行」「間違い」「過失」などの意味で使われたりします。
基本的に、道徳的や常識的に考えて間違っていることや良くない状態に使われる言葉です。
「incorrect」とは?
“incorrect”の意味は以下の通りです。
1つ目は「不正確な」という意味で、正しくないことを言います。
2つ目は「適当でない」という意味で、マナーや慣例に反していることを言います。
上記に共通するのは「正解に対して間違っている」という意味です。
「incorrect」の使い方
“incorrect”は「不正確な」「適当でない」という意味で使われます。
形容詞として使われ、「正しい」「正しい」という意味の「correct」に「~を欠いた」「~が無い」「~でない」という意味の接尾辞「in-」が付いた言葉です。
基本的に、客観的な正解がある時に間違っているものに対して使われる言葉です。
「wrong」と「incorrect」の違い
“wrong”は「道徳的・常識的に考えて間違っている」という意味です。
“incorrect”は「客観的な正解に対して間違っている」という意味です。
「wrong」の例文
・『What’s wrong with you?』
(君、どうかしたの?)
・『I’ve got the wrong number. 』
(すみません、間違い電話です)
・『It seems I have taken the wrong train. 』
(どうやら電車を乗り間違えた様だ@)
「incorrect」の例文
・『You might have put in an incorrect password. 』
(パスワードを間違えて入力されたのではありませんか?)
・『This answer is incorrect. 』
(この解答は間違っているよ)
・『It is probably incorrect data. 』
(それはたぶん間違ったデータだ)
まとめ
今回は“wrong”と“incorrect”について紹介しました。
“wrong”は「道徳的・常識的に間違っている」、“incorrect”は「客観的に間違っている」と覚えておきましょう。