この記事では、エンジンの「空冷」と「水冷」の違いを分かりやすく説明していきます。
「空冷」とは?
「空冷」の意味と概要について紹介します。
「空冷」の意味
「空冷」は「くうれい」と読みます。
意味は、「エンジンが発した熱を、外気を取り込んで冷却させる方式のこと」です。
「空冷」の概要
「空冷」は、「空冷式エンジン」とも呼ばれ、走行中にエンジンが熱を発した時に、外気を直接取り込んで冷却させる方式のことを言います。
「空冷」には「自然空冷」と「強制空冷」の2種類があり、「自然空冷」は走行中起きる風を利用してエンジンの熱を取る方式、「強制空冷」はファンなどを回して機械的にエンジンの熱を取る方式です。
「空冷」は、シンプルである分コストが安く、メンテナンスがし易いというメリットがある反面、「水冷式」より冷却力に劣るというデメリットがあります。
「水冷」とは?
「水冷」の意味と概要について紹介します。
「水冷」の意味
「水冷」は「すいれい」と読みます。
意味は「エンジンが発した熱を、水を循環させて冷却させる方式のこと」です。
「水冷」の概要
「水冷」は「水冷式エンジン」とも呼ばれ、エンジン内部に水を循環させて、走行中に発した熱を奪って冷却させる方式のことを言います。
現在製造されている自動車はほぼ全て「水冷」となっています。
一度エンジン内を循環して熱を帯びた水は、ラジエーターで空気冷却されます。
「水冷」は「空冷」よりも冷却力が高く、エンジン部分を小さく出来るというメリットがある反面、構造が複雑でコストが高くなると言うデメリットがあります。
エンジンの「空冷」と「水冷」の違い!
「空冷」は「エンジンの熱を、外気を取り込んで冷却させる方式のこと」です。
「水冷」は「エンジンの熱を、水を循環させて冷却させる方式のこと」です。
まとめ
今回はエンジンの「空冷」と「水冷」の違いをお伝えしました。
「空冷は外気で冷却」、「水冷は水で冷却」と覚えておきましょう。