この記事では、「エントリー」と「応募」の違いを分かりやすく説明していきます。
「エントリー」とは?
「エントリー」は、競技やイベントに参加登録することです。
「入場」「入門」「入力」という意味でも使われています。
“entry”(エントリー)は、入ること、入口などを意味する英単語です。
入場、データの入力や記入、入会など入ることに関連して広く用いられます。
一般に「エントリーする」といえば、参加するための登録や手続きという意味で使われ、コンテスト、スポーツ競技、求人などに応募することを指します。
また「入門」という意味を持つことから初心者向け、入門編のレベルを「エントリー」と表現し、IT用語ではデータ入力することを「エントリー」(エントリ)と呼んでいます。
「エントリー」の例文
『フォトコンテストにエントリーした』
『パソコンでデータエントリーする』
『初心者なのでエントリーモデルのギターを買った』
「応募」とは?
「応募」【おうぼ】とは、参加者を募集しているイベントに参加を申し込むことです。
「応」は呼びかけなどにこたえることを、「募」は一般に向けて広く求めることを意味する漢字です。
「応」と「募」が組み合わされることで、人を求める呼びかけにこたえて動くさまを表しています。
「応募」の反対語は「募集」【ぼしゅう】です。
目的があって人を集めるため公開される「募集」に対し、その情報を見て参加を希望する人が申し込むことを「応募」といいます。
「募集」のかかるイベントは、参加者の人数に制限を設けていることが一般的です。
そのため、募集人数より応募者のほうが多い場合、選ばれた人だけが実際に参加することとなります。
たとえば求人、懸賞、コンクールなどのケースが挙げられます。
「応募」の例文
『絵画コンクールに応募する』
『アルバイトの求人募集に応募した』
『懸賞に応募したけど、はずれてしまった』
「エントリー」と「応募」の違い
「エントリー」と「応募」の違いを、分かりやすく解説します。
「エントリー」と「応募」は、参加者を求めているイベントに参加を申し込むことです。
「エントリー」は入ることを意味し、主に参加の手続きを指して用いられます。
手続きが受理されると参加する権利も確定することが一般的です。
「応募」も参加を希望して参加を申し込むことに変わりありません。
ただし「応募」が必要なイベントは参加者の人数や参加条件に規制が設けられている場合が多く、選定や抽選によって参加を断られる可能性があります。
「エントリー」は「応募」と異なり「その場に入る」ことが確定する手続きといえるでしょう。
また「エントリー」は「入力」や「入門」という意味でも広く使われますが、「応募」はそのような意味を含みません。
まとめ
「エントリー」と「応募」は意味が重複する部分も多いのですが、それぞれの持つ意味と使い方は異なります。
日常生活や仕事上でよく目にする用語なので、適切な使い分け方は知っておきたいところです。