投資信託の「平均利回り」と「トータルリターン」の違いとは?分かりやすく解釈

「平均利回り」と「トータルリターン」の違い違い

この記事では、投資信託の「平均利回り」「トータルリターン」の違いを分かりやすく説明していきます。

「平均利回り」とは?

「平均利回り(へいきんりまわり)」とは、「ある一定期間に、投資金額(元本)に対して平均でどのくらいの損益があったのかを年率で表示した投資指標」を意味しています。

「平均利回り」というのは、「(運用損益-運用コスト-税金)÷投資元本×100」を√で幾何平均する数式で求めることができます。


「トータルリターン」とは?

「トータルリターン」とは、「投資信託の投資の初めから現在までの、分配金・基準価額の騰落・運用コストを含めた損益の数値指標」を意味しています。

「トータルリターン」は、「分配金の利回り・基準価額の騰落率・信託報酬や税金など運用コスト」によってその数字が大きく左右されます。


投資信託の「平均利回り」と「トータルリターン」の違い!

投資信託の「平均利回り」「トータルリターン」の違いを、分かりやすく解説します。

「平均利回り」「トータルリターン」はどちらも「投資信託でどれくらいの損益が発生しているのかを知るための指標」ですが、「平均利回り」とは「ある期間の投資金額に対して、平均で年に何%の損益があったのかを示した指標」を意味しています。

「平均利回り」に対して「トータルリータン」のほうは、「投資の初めから現在に至るまでの、分配金・基準価額の騰落・運用コスト・税金も含めた損益の数値指標」を意味している違いを指摘できます。

投資信託で実際に得た損益を知るためには、分配金の再投資を考慮している「トータルリターン」のほうが「平均利回り」よりも適しています。

まとめ

投資信託の「平均利回り」「トータルリターン」の違いを説明しましたが、いかがだったでしょうか?

「平均利回り」とは「ある一定の期間において、投資金額に対して平均でどのくらいの損益があったのかを年率で示した投資指標」を意味していて、「トータルリターン」「現時点までの基準価額の変動分と分配金の損益から運用コストを差し引いて計算される投資指標」を意味している違いがあります。

「平均利回り」「トータルリターン」の違いを詳しく知りたい時は、この記事をチェックしてみてください。

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