最近eスポーツは特に若者の間で人気になってきますが、中でもシューティング系の対戦ゲームは白熱した戦いを体感できるので、色々な人が楽しんでいます。
それぞれプレイヤーには得意や苦手がありプレイスタイルも個人で違ってくるのですが、あまり前線に出てこないで隠れて戦う方法を「いもる」と言い、これは時に批判されることもあるのが特徴です。
この記事では、「いもる」の意味を分かりやすく説明していきます。
「いもる」の意味とは?
「いもる」は元々関西弁の言葉として使われており、こちらも俗語やスラング的な意味を持っていました。
意味としては隠れる、ビビる、おどおどするというものであり、弱い相手に対して使うことあります。
この「いもる」は関西の方言のようなものでしたが、段々とインターネットが発展すると全国に伝わるようになり、対戦ゲームなどでもこのような態度に対して使われるようになりました。
「いもる」の概要
「いもる」は主に荒野行動やフォートナイトなどのバトルロワイアル式のゲームや、シューティング系の対戦ゲームで使われます。
元の意味がビビるやおどおどするということから、これら対戦ゲームでは一か所に隠れてチマチマ攻撃するという行為に「いもる」が使われるようになりました。
「いもる」に関しては初心者がビビることで発生する行為と思われがちですが、実際にプロのゲーマーでも戦略的に「いもる」プレイスタイルを使う人も多く、決して下手なプレイというわけではありません。
「いもる」の言葉の使い方や使われ方
「いもる」はひらがなで使われことも多いのですが、対戦ゲームのチャットでは省略して「芋る」という風に使われることが多いのが特徴です。
「いもる」はビビることから一か所に隠れたり立て籠って戦うことから、特定の出入り口を観察することのみに注意すれば良いというメリットがあります。
また隠れて行動することから、対戦ゲームやシューティング系のゲームでは「いもる」時はスナイパー系の武器など遠距離のものを使う人が多く、このスタイルをまとめて「芋砂」と言います。
スナイパー系の武器は使用時に腹ばいになって使う姿勢を取るために、この姿がまるで芋虫のようであることから「芋砂」という当て字が使われたという説もあります。
「いもる」を使った例文
・『対戦ゲームでいもる行為は一見臆病者に思われるが、しっかりとした戦略として成立しているのだ』
・『彼はその建物にいもること30分にもなったが、やっと尻尾を表した』
・『いもる戦術にはスナイパーライフルを持つのが良いが、同時に忍耐力も必要だ』
まとめ
対戦ゲームで特定の拠点や建物に籠ることを「いもる」と言いますが、これは元々の意味としてビビることから発生する行為のこともあれば、戦略的にする行為のこともあります。
プロゲーマーの「いもる」プレイスタイルは洗練されており、時に大逆転を見せることも多く迫力があります。