「本来」と「本当」の違いとは?分かりやすく解釈

「本来」と「本当」の違い違い

この記事では、「本来」「本当」の違いを分かりやすく説明していきます。

「本来」とは?

「本来」は(ほんらい)と読みます。

「本来の目標は〇〇だった」「本来ならとっくに終わっていた」など日常的に耳にする言葉です。

意味は「もとからそうである」「そうすることが当然である」「正式にはそうである」になります。

現状はそうでないが本当ならこうすべきだと言う、ニュアンスを含んでいます。

この言葉を簡単な表現で表すと「本当だったら〇〇のはずなのに」となります。

類語には「元来」があり、ほぼ同じ意味で使えます。

また対義語は「現実」「実際」などになります。


「本来」の使い方

「本来」は現状の状態が本当はそうであるべきではない時に使います。

「本来ならこちらからうかがうべきなのですが」は、道理としてはこちらの方から相手のところへ行くのが正しいのですが、実際には相手がこちらに来てくれている時に言う表現です。


「本当」とは?

「本当」は(ほんとう)と読みます。

「それ本当ですか」「本当にあった話ですか」「全て本当のことです」「本当にありがとう」など、「本当」と言う言葉は日常生活の中で頻繁に使われています。

意味は「本物である」「偽りのない」「実際にそうである」「もともとの状態」、そして「心底から」「とても/非常に」となります。

類義語には「真実」「実際」「リアル」などがあり、対義語は「嘘」「偽り」があります。

「本当」の使い方

「本当」はいろいろなシーンで使える言葉です。

特に相手が言っていることが信じられない場合では「それって本当?」「本当ですか」と確認の意味でこのように質問します。

「それ嘘でしょう」「嘘ではないのですか」と頭から相手を疑う表現するより、「本当」を使いやんわりと質問する方が大人の対応だと言えます。

「本来」と「本当」の違い

「本来」「本当」は同じように使える場合もあります。

しかし「本来」「今の状態は道理としては」とのニュアンスがあるのに対し、「本当」「嘘ではない」「もともとは」など真実について言及する時に使います。

「本来」の例文

・『本来ならもうこの計画はとっくにスタートしていたはずだ』
・『本来ならば親が指導するべきことだ』
・『本来教師たる者、生徒を公平に扱うべきだ』
・『本来の予定としては、飛行機で移動するはずでした』

「本当」の例文

・『本当にそんなことができるのですか』
・『私だけに本当のことを打ち明けてくれました』
・『こんなに親切にしてくれて、本当にありがとう』
・『本当だったら、今頃はアメリカにいたのに』

まとめ

「本来」「本当」は似たような言葉だと思われがちです。

しかし「本来」がもともとの道理や正式なことを意味するのに対し、「本当」は嘘ではない、真実であると言うことを表します。

この違いをしっかりと頭に入れて、二つの言葉を使い分けてください。

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