この記事では、「読む」と「詠む」の違いを分かりやすく説明していきます。
「読む」とは?
「読む」は「よむ」と読み、主に以下の5つの意味と使い方があります。
1つ目は「何かに文字で書かれたものを、一文字ずつ声に出して言うこと」という意味で、「スピーチの場で原稿を読む」などと言います。
日常的に使われ、人に文字を伝達する手段として使われ、「詠む」と比較されるのはこちらの意味です。
2つ目は「文字や文章などを見て、意味や内容を理解すること」という意味で、「黙って本を読む」などと言います。
3つ目は「現在の状況から、深い意味や将来のことなどを推察すること」という意味で、「相手の作戦を読む」などと言います。
4つ目は「数を数えること」という意味で、「さばを読む」などと言います。
5つ目は「囲碁、将棋でこれから打つ手を考えること」という意味で、「先手を読む」などと言います。
上記に共通するのは「続いているものに沿っていくこと」という意味です。
「詠む」とは?
「詠む」も「よむ」と読みます。
意味は「詩歌を作ること」で、主に「(歌など)を詠む」として使われます。
「詠む」は辞書では「読む」の意味の一つに含まれていますが、実際には明確な使い分けがあります。
「詠む」は、「和歌」や「詩」など、あるものごとや気持ちを文章で表現することを言います。
その時の心情や自然の風景などを、風流な歌に仕上げた文章に対して使われる言葉です。
「読む」と「詠む」の違い!
「読む」は「何かに文字で書かれたものを、一文字ずつ声に出して言うこと」です。
「詠む」は「詩歌を作ること」です。
まとめ
今回は「読む」と「詠む」の違いをお伝えしました。
「読む」は「声に出して言う」、「詠む」は「歌に仕上げる」と覚えておきましょう。