「根明(ネアカ)」とは?意味や使い方を解説

意味と使い方

「根明(ネアカ)」

「根明」「ねあか」と読みます。

文学的に思えますが、1980年代に芸能人がラジオで流行らせたことで有名になった言葉です。

「根明(ネアカ)」の意味

「根明」の意味と背景などについて紹介します。

「根明」の意味

「根明」「根っから明るい」「根が明るい」の略語で、性格が明るい、或いは本質が明るいと感じる人を意味します。

第一印象や見た目は普通でも、言動がさわやか馴染み易いかったり、常に人を楽しい気持ちにさせられたりするなど、内面から出る本質の明るさのことなのです。

「根明」ができた背景

「根明」「根」は、根性や性根などその人の内面的なものの基本となる部分を表します。

見た目に関係がないというのはこの理由によるもので、表面的に暗そうに見えて実は内面が明るい人という意味で遣われる様になりました。

「根暗(ネクラ)」について

「根明」とセットで使われるのが「根暗(ネクラ)」です。

「根暗」「根明」の反対語で「根っから暗い」「根が暗い」という意味です。

暗いというのは性格的なもので、見た目が明るくても実は内面が暗くてネガティブ思考だったり人を退屈させる様な人です。

芸能人がラジオで先に「自分は根暗だ」と言い、そこから「根暗」が流行りました。

それに対して「根明」という言葉ができたのです。

当時は悪口として使われてきましたが、最近では「根明・根暗」は単なる性格を表す言葉として定着しています。

「根明(ネアカ)」の言葉の使い方

どの様な人に対して「根明」という言葉が使われるのかを紹介します。

いつも笑顔の人に対して

「根明」の人のイメージとして最も代表的なのが「笑顔」です。

笑顔の人がいると周囲の人達も明るい気持ちになれます。

「根暗」の人でも笑顔になることはありますが、「根明」の人は楽しい時だけではなく、辛い時にも笑顔で乗り越えられるのです。

ポジティブ思考の人に対して

特に明るく振る舞う訳ではなく、考え方がポジティブな人に対しても「根明」を使います。

ミスをしても「いい経験をした」と捉えたり、ピンチでも「チャンス」と思う人のことです。

「根明」が見た目だけを表しているのではないというのは、この様なポジティブ思考の人もいるからです。

コミュニケ―ション力が高い人に対して

「根明」の人は、人とコミュニケ―ションを取るのが非常に上手です。

特に盛り上げたりする訳ではなく、人の聞き役に回ったり、適度に相槌を打ったりと、会話が自然に流れる様にできる人のことです。

一緒にいて何となくほっとする、もっと話しをしたいと思うのが「根明」の特徴なのです。

「根明(ネアカ)」を使った例文・短文(解釈)

「根明」を使った例文と解釈を紹介します。

「根明(ネアカ)」の例文1

「大変だったけど相手が根明な人だったんで助かったよ」

ビジネスでミスをすると謝罪をするのに気を遣います。

幸運にも相手が寛容で笑顔で許してくれるとありがたいと思うでしょう。

相手の性格に救われたことを表しています。

「根明(ネアカ)」の例文2

「あの人は意外に根明でちゃんとノリに着いてきたよ」

根暗な人にとって飲み会は苦痛でしかありません。

最初は根暗なのではと心配されていた人物が、意外に楽しそうに過ごしている様子を見て周囲の人が話している内容です。

「根明(ネアカ)」の例文3

「彼氏にするならイケメンでお金持ち、ついでに根明の人」

女性の理想の男性像についてです。

イケメンでお金持ちでも、一緒に過ごしていて退屈だと思うのでは楽しい恋愛はできません。

根暗で仕事に疲れた人よりも根明の人の方がいいに決まっているのです。

「根明(ネアカ)」の例文4

「彼は根明なので放っておいても大丈夫だろう」

仕事でミスをしたり失恋をした時に、根暗な人だと落ち込みが酷くて心配になります。

根明の人はポジティブ思考なので、明日になれば元気になるでしょう。

このまま放っておいても大丈夫だろうと安心できるのです。

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