「夢心地」
夢心地は「ゆめごこち」と読み、夢のようなうっとりした気持ちやぼんやりとした気持ちを指しています。
夢見心地という言い方もあり、夢心地と同じ意味を持っています夢を見ているときはなんとなくぼんやりした心持ちになりますよね。
そのような感覚のことを夢心地というのです。
「夢心地」の意味
夢心地というのは夢を見ている時だけではなく、覚醒している時にも起こることがあります。
ぼんやりとしている、他の人の話が頭に入っていない、などというときには夢心地という表現がぴったりなのでしょう。
喜ばしいことがあったりして夢を見ているような感覚になる時、夢心地になる、夢心地で?する、といった表現を使うことができます。
よく似た表現に陶酔するという言葉があります。
「夢心地」の言葉の使い方
「?に夢心地になる」という形で使われることが多いです。
夢心地と夢見心地は同じ意味で使われ、陶酔というのはあることに心を奪われてうっとりすることを指しています。
「夢心地」を使った例文・短文(解釈)
それならば具体的に夢心地という表現を使った文脈はどのようなものになるのでしょうか。
ここでは夢心地という表現を使った例文をいくつか紹介します。
「夢心地」の例文1
「素敵なピアノとバイオリン、チェロなどのハーモニーを聞き、夢心地になった」
素敵な楽器の演奏を聞くと、うっとりしますよね。
その時の気持ちは夢心地と表現することができます。
特にプロの演奏などを聞くと、やはり素人の演奏とは違うなどとうっとりすることがあるのではないでしょうか。
つい夢を見ているような感じで聞き入ってしまうため時間が経つのも忘れてうっとり聞いてしまう、などという状態を夢心地と表現することができます。
夢心地になれるような演奏を聞けるということも幸せですよね。
「夢心地」の例文2
「彼女はハワイで海の向こうに沈んでいくオレンジ色の太陽を夢心地で見つめていた」
ビーチで見る夕日がとても綺麗ですよね。
オレンジ色に輝く太陽が海の底に消えていく様子は海全体をオレンジ色に変化させ、とても魅力的な光景を作り出します。
そのような景色を見れば、誰もがうっとりとするものです。
時間が経つのも忘れてその景色に見入ってしまうことでしょう。
デートなどでその景色を見たら、2人とも言葉を失ってしまうかもしれません。
そのような状態を夢心地といいます。
「夢心地」の例文3
「誰が話しかけても彼は夢心地の状態で、誰の話も頭に入っていなかったようだ」
誰かが一生懸命話しかけても本人に何の反応もなく、むしろ張本人は他の人の話が全然聞こえていなくて、ただただ幸せそうな顔をしている、などというときには夢心地の状態になっているといえます。
もしかしたら好きな子に告白されたのかもしれませんし、好きなことをたくさん話すことができて喜んでいるのかもしれません。
そのような状態でとにかく誰が何といっても頭に入っていない、幸せそうな顔をしている、などというときにはまさに夢心地だといえます。
もしかしたらバレンタインデーのあたりなど、同じような状態で夢心地になったことがあるという人もいるのではないでしょうか。
「夢心地」の例文4
「試験の合格のニュースを聞き、彼はしばらく夢心地の状態だった」
ずっと勉強してきた試験に合格したらとにかく嬉しいですよね。
合格した後はしばらく何も手につかない、例えば何か嫌なことを言われても全然気にならない、という状態になるかもしれません。
そのような状態も夢心地の状態だといえます。
完全に夢を見ているような状態で周りのことが気にならない、頭に入ってこない、頭に来ない、という状態を指しています。
うれしいニュースを聞くと誰もが心踊りますよね。