「おかのした」とは?意味や使い方を解説

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「おかのした」の意味と由来

「おかのした」「わかりました」「了解した」を意味するインターネットスラングです。

この言葉はインターネット上で生まれ、匿名掲示板やまとめサイトをよく利用する人にとっては今やかなり馴染みの深いものとなっています。

にも拘わらず、現実の生活では滅多に耳にする言葉ではありません。

それはこの言葉の由来が、ある有名な男性の同性愛ビデオ作品によるものだからです。

作品名や内容にはここでは敢えて触れませんが、映像の中で口に物を含んだ状態で、ある男性が「わかりました」とセリフを発した所、うまく発音できず「おかのした」に聞こえてしまった事から可笑しさを誘い、多くの人の印象に残ったのがきっかけです。

問題の作品はこの「おかのした」以外にも作中の人物、セリフ、状況の多くがユニークかつあまり公序良俗に則っているとは言い難いもので、インターネットでのやり取りを楽しむ人々によって、様々に引用されているのが現状です。

「おかのした」の言葉の使い方

意味としてはきわめてシンプルで問題はないとはいえ、まず公共の場や会社で発する言葉でないのは明らかです。

ビジネスシーンなどでは論外ですが、その他例えば電車の中で友人といる場合に使うとすると、周りに由来を知っている人がいようといまいと、非常に恥ずかしい思いをする事となります。

利用する機会はネット上で気の知れた仲間と会話する時、あるいは現実世界でも家の中などに限られる事になります。

その場合、割合おどけた調子を含みかつ丁寧な使い方と言えますので、こちらが下手に出るようなニュアンスを伝える事もできるでしょう。

いずれにせよ隠語に近い言葉ですので、うっかり見ず知らずの人のいる前で発しないように注意すべきです。

「おかのした」と似た言葉

よく日常では英語の「OK」「わかりました」の略として使われます。

急ぎの用でいちいち正式な会話をしていられない時、気のおけない間柄でその必要がない時などもありますから、こうした頻用する言葉に民間的な簡略系が生まれるのは当然の流れと言えます。

この項では特に、若者言葉を中心にした俗的な言い回しの中から、「おかのした」同様の了解を意味する言葉を列挙します。

「りょ」

若者言葉であり、「りょうかい」を略して「りょ」、あるいはさらに「り」だけで済ませてしまう場合もあります。

主にメールやLINEなどの文面上で多く見受けられます。

「若者」とは中高生に限らず学生全般に広く浸透しており、数年前の調査では、大学生の半数がこの言葉を日常的に使うという結果も出たそうです。

但し若者言葉の流行り廃りは早いものですから、この「りょ」も世に出て早数年、一部ではもう死語とも言われ始めているようです。

「了解道中膝栗毛」

これは逆に余分な言葉を足して強調した例で、元は勿論、十返舎一九の「東海道中膝栗毛」に音が似ている事から生まれた言葉です。

音が似ているだけで本来の意味とは全く関係なく、言葉を略さずむしろ足すという点で「理解度」を意味する同じ若者言葉の「わかりみのかまたり」に通じるものがあるといえます。

「がってん」

少々古い例を挙げると、時代劇や昭和の人情映画などにこの言葉をよく聞く事ができます。

がってんは「合点」の事であり、承知や納得、あるいは単に頷く動作(その場合は「がてん」と読む場合が多い)を意味します。

小説などでも「合点がいく(がてんがいく)」「合点承知(がってんしょうち)」と返す事で、きっぷの良さの表現になります。

「おかのした」を使った例文

ほとんど他愛ない日常会話の再現に終始してしまいますが、いくつか例文を挙げてみましょう。

「おかのした」の例文1

「12時頃に戻ってくるから、保守よろしく」「おかのした」

「保守」とはネットの掲示板などで、自分たちが今会話しているトピック(スレッドとも)を、放置して隅に追いやられたり消されたりしないように誰かが番をする事をいい、この会話は一時場を離れる人のために、暇な人が保守をするよ、と請け負っている例です。

「おかのした」の例文2

「1000円以内で菓子パン買ってこい」「おかのした」

これはネット掲示板でよく「上司と部下」としてシリーズ化されているもので、「菓子パン」の部分をその他の品物に代え、「予算を与えて部下に買い物をさせ、そのセンスと有能性を見極める上司」「どれだけ一般うけする物を選ぶかが試される部下」を描く事で、「市販の商品で人気が高いのは何か?」を暗に議論するという面白みがあります。