この記事では、「忘れ物」と「不法投棄」の違いを分かりやすく説明していきます。
「忘れ物」とは?
「忘れ物(わすれもの)」とは、「不注意でそこに置き忘れていったもの」を意味している言葉です。
「忘れ物」というのは、「わざとではなくうっかり忘れて、そこに置きっぱなしにしてしまったもの」を意味しているのです。
そのため、「忘れ物」は「落とした人が取りに戻ってくる可能性」があるのです。
「不法投棄」とは?
「不法投棄(ふほうとうき)」とは、「廃棄物の処理及び清掃に関する法律に違反して、決められた場所以外に廃棄物を捨てたり放置したりする犯罪」を意味している法律用語です。
「不法投棄」する「廃棄物」にサイズや危険性などの定義はありませんが、実際に「不法投棄」として注意・摘発(逮捕)される「廃棄物」のケースは、「通常のゴミだしでは対応できない家電製品・車・バイク・自転車・産業廃棄物・大量の雑誌やCD・硫酸ピッチなど特殊な処分が必要な産業廃棄物など」が多くなっています。
「不法投棄」は犯罪であり、不法投棄を行うと「1,000万円以下の罰金刑または5年以下の懲役刑」が課されるおそれがあります。
「忘れ物」と「不法投棄」の違い!
「忘れ物」と「不法投棄」の違いを、分かりやすく解説します。
「忘れ物」と「不法投棄」は「物が置きっぱなしになってしまう状態」では共通していますが、「忘れ物」は「故意ではなく、うっかりそこに置いていった物(持ち主が取りに戻ってくる可能性があるもの)」を意味していて、「不法投棄」は「(合法的な処分だと費用がかかるので)わざと法律に違反している方法や場所に廃棄物を捨てて放置する犯罪」を意味している違いがあります。
また「忘れ物」は「日常的に持ち運べるサイズの物(財布・バッグ・アクセサリー・スマホ・買い物など)」が多いですが、「不法投棄」という場合は「家電製品・車・産業廃棄物など一定以上の大きさがあり、簡単にゴミ箱に捨てるような処分ができないもの」が多い違いも指摘できます。
まとめ
「忘れ物」と「不法投棄」の違いを説明しましたが、いかがだったでしょうか?
「忘れ物」とは「不注意でそこに忘れて置いていったもの・わざとではなく、そこに置きっぱなしにしてしまったもの」を意味していて、「不法投棄」は「意図的に法令に違反している処分方法で廃棄物を捨てること・放置すること」を意味している違いがあります。
「忘れ物」と「不法投棄」の違いを詳しく知りたい時は、この記事をチェックしてみてください。