この記事では、「頭角を現す」と「馬脚を現す」の違いを分かりやすく説明していきます。
「頭角を現す」とは?
「頭角を現す」は「とうかくをあらわす」と読みます。
意味は「知識や能力、技量などが他の者より際だってすぐれて目立つようになること」です。
ある時になって大勢の中で才能や技量に優れていることが際立つ様になったことを表し、良い意味で使われます。
「頭角」は「つの」のことではなく、「頭の先」という意味です。
「頭角を現す」は中国の言葉で、「才能や技量が目立つこと」を「大勢の中にいても頭の先が目立つこと」にたとえているのです。
「馬脚を現す」とは?
「馬脚を現す」は「ばきゃくをあらわす」と読みます。
意味は「それまで隠していたものが知られてしまうこと」です。
今まで隠してきたものごとや、正体などが人に知られてしまうことを言います。
語源は芝居から来ていて、「芝居の中で馬の脚を役者が演じている時に、うっかり姿が見えてしまうこと」から使われる様になりました。
「馬脚を現す」は、悪事や隠し事などが暴露されてしまうなど、悪い意味で使われることが多くなります。
「頭角を現す」と「馬脚を現す」の違い!
「頭角を現す」は「知識や能力、技量などが他の者より際だってすぐれて目立つようになること」です。
「馬脚を現す」は「それまで隠していたものが知られてしまうこと」です。
まとめ
今回は「頭角を現す」と「馬脚を現す」の違いをお伝えしました。
「頭角を現すは才能を発揮する」、「馬脚を現すは悪事がバレる」と覚えておきましょう。