どちらも「育成」に関する言葉ですが、「後継の育成」と「後進の育成」の違いを知っていますか。
この記事では、「後継の育成」と「後進の育成」の違いを分かりやすく説明していきます。
「後継の育成」とは?
「後継」には、前任者・師・先輩などから学業・学問・地位などを引き継ぐこと、あとつぎのことという意味と、あとに続くことという意味があります。
「後継の育成」という場合は、前者の意味です。
「育成」は、育て上げることを意味します。
「育成」の類語は「養成」で、養成は養い育てることを表します。
「育成」には「養う」という意味は含まれていません。
つまり、「後継の育成」とは、あとつぎを育て上げることを意味します。
「後進の育成」とは?
「後進」とは、学問や技芸など先人のたどった道をあとから進むこと、後輩という意味と、車などが後ろに退くことという意味があります。
「後進の育成」で使われている意味は前者です。
「後進の育成」は、学問や技芸など先人がたどった道を後から進むものを育て上げることを意味します。
後輩を育てることです。
「後継の育成」と「後進の育成」の違い
「後継の育成」と「後進の育成」は、「育成」する対象が「後継」なのか「後進」なのかという点が違います。
「後継の育成」は、跡継ぎを育て上げることです。
「後進の育成」は、後輩を育て上げることです。
まとめ
どちらも、育て上げることという意味が含まれている言葉ですが、育て上げる対象が「後継」なのか「後輩」なのかという点が異なる言葉です。