どちらも白い「シルバー」と「プラチナ」は、どう違うのでしょうか。
詳しく説明します。
「シルバー」とは?
「シルバー」とは、銀のことです。
元素記号はAgで、比重は10. 5になります。
紀元前3000年頃には人に利用されていました。
光の反射率が可視領域にわたり98%程度と高く、美しい金属光沢があります。
加工しやすく、アクセサリーや貨幣、工業製品などに使われています。
「プラチナ」とは?
「プラチナ」とは白金とも呼ばれる金属です。
元素記号はPtで、比重は21. 45になります。
金や銀が昔から人類に使用されてきたのに対し、「プラチナ」が使われるようになったのは、比較的最近です。
「ホワイトゴールド」は、「プラチナ」とは違い、「金」に白い金属を混ぜ、コーティングしたものです。
「プラチナ」は、融点が1769度と、熱に強い金属です。
「プラチナ」の用途は、宝飾品、通貨、投資対象のほか、触媒合金材料として使われたり、白金ナノ粒子に加工されたりします。
「シルバー」と「プラチナ」の違い
まず、色味が違います。
「シルバー」の方がより白い金属です。
そして、「シルバー」は、使っていくうちに黒く変色してしまうのに対し、「プラチナ」は基本的に変色しません。
硬度は、「プラチナ」の方が固い金属です。
「シルバー」が、比重10. 5なのに対して、「プラチナ」は21. 45なので、「プラチナ」の方が2倍重くなります。
「プラチナ」は、貴重な金属で、加工もしづらいことから、「シルバー」よりも高価です。
まとめ
見た目は同じような「シルバー」と「プラチナ」ですが、重さや変色のしやすさ、扱いやすさに違いがあります。