「借りる」と「貸りる」は、どちらも「かりる」と読みますが、違いを知っていますか。
この記事では、「借りる」と「貸りる」の違いを分かりやすく説明していきます。
「借りる」とは?
「借りる」には、4つの意味があります。
1つめは、後で返すことを前提に、一時的に自分のもののように使用することです。
「図書館の本を借りる」などの使い方をします。
2つめは、料金を支払って一時的に自分のものとして使うことです。
「テレワークのためにタブレットを借りる」などの使い方をします。
3つめは、他のものから知識や力の助けを受けることです。
「瓶のふたを開けるために父の力を借りる」などの使い方をします。
4つめは、ある目的のために一時的に他のものを利用することです。
「この場をお借りしてお礼申し上げます」などの使い方をします。
「貸りる」とは?
「貸りる」は誤りです。
「貸」という漢字は、タイ、かすと読みます。
意味は、かすです。
与えることや施すことを意味する漢字なので、「貸りる」とはしません。
「借りる」と「貸りる」の違い
一定期間自分のもののように使用することを「かりる」といいますが、このときに使用される漢字は「借りる」です。
「貸りる」は誤りです。
「借りる」の対義語が「貸す」になります。
まとめ
「借りる」が正しい漢字であり、「貸りる」は誤った漢字の使い方です。