この記事では、「軽油」と「灯油」の違いを分かりやすく説明していきます。
「軽油」とは?
「軽油(けいゆ)」とは、「原油を蒸留した時に、摂氏250度から360度の温度で精製できるディーゼル機関の燃料」です。
「軽油」という名前は、「重油」よりも精製温度(沸点)が低いことに由来しています。
「軽油」は、大型バスやトラック、タクシーなどのディーゼルエンジンの燃料(ガソリンよりも燃費の良い燃料)として使われます。
「軽油」にはエンジンを保護するための潤滑剤が加えられていて、1Lあたり32. 1円の軽油取引税がかかります。
「灯油」とは?
「灯油(とうゆ)」とは、「原油を蒸留した時に、摂氏170度から250度の温度で精製できる灯油ストーブなどの燃料」を意味しています。
「灯油」は「ガソリン」などと比較すると揮発性が低く、着火する最低温度が40~60度で安全性が高くなっています。
そのため、「ガソリン」はポリタンクで持ち運ぶのは引火性があり危険ですが、「灯油」はポリタンクでも安全に移動・保管できます。
「軽油」と「灯油」の違い!
「軽油」と「灯油」の違いを、分かりやすく解説します。
「軽油」と「灯油」はどちらも「石油(原油)を原材料として精製される可燃性の燃料」ですが、加熱して蒸留する際の「温度(沸点)」と「用途」に違いがあります。
「軽油」は「原油を加熱して摂氏250度から360度の温度で精製できるもの」ですが、「灯油」のほうは「原油を加熱して摂氏170度から250度の温度で精製できるもの」でより低い温度で精製できる違いがあります。
また「軽油」は「ディーゼルエンジンを動かすためのオイル(軽油取引税がかかるので灯油よりも高い)」ですが、「灯油」のほうは「エンジンではなく暖房用の石油ストーブ・石油ファンヒーターなどの燃料」として使われる違いも指摘できます。
まとめ
「軽油」と「灯油」の違いを説明しましたが、いかがだったでしょうか?
「軽油」とは「原油を蒸留した時に、摂氏250度から360度の温度で精製できるディーゼル燃料」を意味していて、「灯油」は「原油を蒸留した時に、摂氏170度から250度の温度で精製できる灯油ストーブなどの燃料」を意味している違いがあります。
「軽油」と「灯油」の違いを詳しく調べたい時は、この記事をチェックしてみてください。