この記事では、「赤いソーセージ」と「白いソーセージ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「赤いソーセージ」とは?
「赤いソーセージ」とは、表面だけが赤いソーセージのことです。
赤色といっても朱色のように明るいオレンジがかった赤が特徴です。
現在はヨーロッパからの輸入品を始めとした本格派ソーセージがたくさん出回っていますが、昭和の時代にはお弁当を彩る人気のおかずでした。
当時は「赤いソーセージ」をウインナーと呼ぶのが一般的で、食料品店にはたいてい置いてあったものです。
このウインナーという呼び名は、ウインナーソーセージが由来となっています。
ウインナーとは、オーストリアのウィーンにちなんで名付けられました。
直訳すると、「ウィーン風の」という意味です。
オーストリアはソーセージをたくさん食べるお国柄で、様々なソーセージが食されています。
そのイメージから、日本でウインナーソーセージと命名されました。
実際のウインナーソーセージは、羊の腸に肉を詰めた太さ20ミリ未満と決められています。
「白いソーセージ」とは?
そのものズバリ、白い色をしているソーセージのことです。
日本では主に茶色のソーセージが主流なので、珍しい種類のソーセージと言えます。
しかしながら、輸入品のものなどがあるので探せば食べられないことはありません。
ソーセージの本場であるドイツでは、地方によってソーセージの味や見た目が変わりますが、「白いソーセージ」はバイエルン地方発祥のソーセージです。
「白いソーセージ」はドイツ語でヴァイスヴルストと言います。
この「白いソーセージ」の特徴は、仔牛のひき肉、豚肉をベースにしている点にあります。
そこにハーブやレモンで味付けをした、あっさりタイプのソーセージです。
ソーセージは長期保存できるイメージがありますが、「白いソーセージ」は別で新鮮なうちに食べるのが一番おいしく、朝作ったらお昼までに食べ終わるのを良しとしています。
そして、皮は残して中の柔らかい部分だけを食べます。
「赤いソーセージ」と「白いソーセージ」の違い
「赤いソーセージ」は新鮮な材料を使えなかったことから赤く着色しています。
そして、日本生まれです。
一方の「白いソーセージ」は、着色していないドイツ生まれのソーセージです。
まとめ
海を渡ってやってきたソーセージは、日本で赤く生まれ変わって親しまれてきました。
現在では、この可愛らしい赤いソーセージが海外で売られているというユニークな状況に陥っています。