この記事では、「エンターテイメント」と「アミューズメント」の違いを分かりやすく説明していきます。
「エンターテイメント」とは?
「エンターテイメント」とは、人を楽しませてくれる娯楽のことです。
「エンターテイメント」の英語表記は“entertainment”で、人やものから受ける楽しみ、歓待という意味があります。
“entertainment”は本来、演劇やショーなど出し物や余興を意味する用語でしたが、人を楽しませるパフォーマンスや作品はまとめて「エンターテイメント」と呼ばれるようになっています。
たとえば演劇や演奏会、舞台の出し物などが本来の「エンターテイメント」にあたるのですが、実際には音楽、映画、テレビ番組、そして漫画や小説、ゲームなど娯楽要素を持つサービスも「エンターテイメント」と認識されているのです。
また、日本では「~性」をつけた「エンターテイメント性」も多用されますが、これは「娯楽要素」という意味になります。
使い方の一例
『エンターテイメント・ショーを観賞する』
『エンターテイメント性が高く、誰でも楽しめる作品に仕上がっている』
なお、人を楽しませるパフォーマンスやサービスをする人は“entertainer”(エンターテイナー)と呼ばれます。
「アミューズメント」とは?
「アミューズメント」は、個人的な気晴らしや楽しみ、娯楽のこと。
英語表記は“amusement”です。
これは「面白がらせる」「退屈させない」などの意味を持つ動詞“amuse”に接尾辞の“-ment”を付け名詞化させたもので、気晴らしになる面白いもの、楽しませてくれるサービスを表しています。
主に個人的な楽しみ、お金を払って受けられる特定の遊びを指し「アミューズメント」といえば商業施設に行って楽しむ娯楽を指すことが一般的です。
ゲームやアトラクションで遊ぶ施設は「アミューズメント施設」と呼ばれ、代表的なものにはテーマパークや遊園地、カラオケ店やパチンコ店などがあります。
使い方の一例
『アミューズメントパークで1日を過ごす』
『新たにアミューズメント事業を起ち上げる』
ちなみに類語は「エンターテイメント」で、共通して娯楽という意味を持ちます。
「エンターテイメント」と「アミューズメント」の違い
「エンターテイメント」と「アミューズメント」の違いを、分かりやすく解説します。
「エンターテイメント」と「アミューズメント」は、どちらも娯楽を意味する用語です。
「エンターテイメント」は人を楽しませるパフォーマンスや作品を指しますが「アミューズメント」は個人がお金を払って楽しむ遊びやサービスを指しているところが異なります。
「エンターテイメント」は、大勢に向けて人を楽しませるパフォーマンスです。
たとえば演劇、テレビ番組、お笑いなどがそれにあたります。
また漫画やゲームなどもエンターテイメントと呼ばれます。
一方「アミューズメント」は、個人的にお金を払って遊んだりサービスを受けたりすることで、ゲームセンターのゲーム機で遊ぶ行為、遊園地のアトラクションに乗る行為などがそれにあたります。
まとめ
「エンターテイメント」と「アミューズメント」はどちらも娯楽を意味し、互いに類語にあたるので混同されがちです。
しかし、それぞれが持つ意味は異なります。
違いやそれぞれの持つ意味を把握し、正しく使い分けていきましょう。