この記事では、「ナイトショー」と「レイトショー」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ナイトショー」とは?
「ナイトショー」とは、映画館や演芸、演劇、遊園地のパレード、スポーツの催しものなどで、日が落ちた後に行われる興行のことです。
「ナイトショー」は、英語表記で“ night show”となります。
“night”の範囲は、太陽が沈んだ後から、翌朝の太陽が昇るまでの時間となり、“show”は、演劇やスポーツだけでなく、展示会や展覧会にも使われる人に何かを見せるための催しのことです。
“night”と“show”の条件を二つとも満たしていれば使える言葉になります。
英語圏では、深夜のテレビ番組に対しても使われていますが、日本では、深夜のテレビ番組に対しては使われません。
「レイトショー」とは?
「レイトショー」とは、映画館で一般的な興行が終わった後の20時頃から上映される価格設定が低い特別興行です。
日本では、一定年齢未満の人に対して各都道府県の青少年保護育成条例などで規制されており、基本的に深夜の映画鑑賞が禁止されています。
都道府県によって異なりますが、概ね18歳もしくは16歳未満で、映画の終了時刻が22時もしくは23時以降に成る場合、入場できないことが多いようです。
「レイトショー」の英語表記は、“late show”となり、“late”は、いつもより遅い、・・・の後になって、夕方や夜の遅くまでなどの意味がありますが、そのままでは日本のレイトショーとしては通じないことに注意しましょう。
通じない理由は、本来“ a late night show”で、夜の遅い時間に催す興行という意味だった言葉が、和製英語として省略される過程で必要な“night”が抜け落ちてしまっているためです。
英語圏の人に“late show”と言ってしまうと、深夜のテレビ番組名や映画のタイトルなどの固有名詞と誤解されてしまう可能性があるので注意しましょう。
「ナイトショー」と「レイトショー」の違い
「ナイトショー」は、夜に行われる何らかの見せるための催しものであれば使えるので、夜に行われる遊園地のパレードや、スポーツの催しもの、演劇の舞台、映画館などで幅広く使える言葉なのに対し、「レイトショー」は、映画館でしか使われない言葉です。
映画館での「ナイトショー」と「レイトショー」の使われ方の違いは、各映画館の裁量による所が大きく、特に決まりごとはありません。
「レイトショー」は、概ね23時までに終わる映画に使われる傾向が強いですが、「ナイトショー」は、それ以降の時間に上映される映画に使われる傾向が強く、ミッドナイトショーやオールナイトショーのように様々な名前が使われています。
まとめ
「ナイトショー」と「レイトショー」の違いについて説明しました。
「ナイトショー」は、映画館や演芸、演劇、遊園地のパレード、スポーツの催しものなどで、日が落ちた後に行われる興行のことをさすのに対し、「レイトショー」は、映画館で一般的な興行が終わった後の20時頃から上映される価格設定が低い特別興行です。