この記事では、「喜」と「楽」の違いを分かりやすく説明していきます。
「喜」とは?
「喜」とは喜ぶ様を示す言葉です。
その喜ぶとは、そのことにあって、うれしいと思う気持ちや、良い事として気持ち良く受け入れる様子や、良い事やめでたいと思う気持ちを表現する言葉です。
「楽」とは?
「楽」とは楽し様を示す言葉です。
その楽しいとは、 満ち足りていて、愉快な気持ちを表現する言葉です。
「喜」と「楽」の違い
「喜」と「楽」は、似た気持ちを表現する言葉に思えますが、「喜怒哀楽」と言う熟語がある様に、やはり違いがある言葉なのです。
「喜」と「楽」の意味が、先に記載した通りですが、言い換えると「喜」は自分が成し遂げた事に対して嬉しいと感じる気持ちであり、「楽」は趣味や娯楽や様々な行動で、満足で愉快な気分になることを指す言葉と言えるのです。
端的に言えば、「喜」は達成感で、「楽」は満足感や快楽と言えものです。
例えば、子供がテレビゲームを親に買ってもらった場合は、自分が欲しいと思っていたものが手に入れられた、達成できたと言う感情なので「喜」であり、「楽」ではありません。
一方でその子供が、買ってもらったテレビゲームに熱中して興じる事は、「楽」であり「喜」の感情と表現するのは適切ではないのです。
しかし、このテレビゲームの事例では、テレビゲームを手に入れた事に対して「喜」の感情を子供が持ちますが、そこには一部「楽」と言う感情が含まれています。
またテレビゲームに興じている子供の「楽」の気持ちには「喜」と言う感情も含まれています。
しかしかと言って、「喜」の感情に、常に「楽」の感情が含まれるかと言うと、そうではありません。
例えば、誰かのために苦労し、努力して尽くす事を「喜」とする事はありますが、その時には「楽」と言う気持ちは存在しません。
改めて「喜」と「楽」の違いはと問われると適切に答えられなくても、多くの人はきっちりと使い分けている言葉と言えます。
「喜」と「楽」の気持ちのいずれかを迷う様な場合には、その行動に喜ぶと楽しむを付けて表現して見れば、いずれがフィットするかで、結構正しく使い分けられるものです。
まとめ
「喜」と「楽」は、似た気持ちを表現する言葉に思えますが、「喜怒哀楽」と言う熟語がある様に、やはり違いがある言葉なのです。
「喜」は自分が成し遂げた事に対して嬉しいと感じる気持ちであり、「楽」は趣味や娯楽や様々な行動で、満足で愉快な気分になることを指す言葉と言えるのです。
端的に言えば、「喜」は達成感で、「楽」は満足感や快楽と言えものです。
「楽」の感情には「喜」に近い感情が含まれる事が一般的ですが、逆に「喜」には「楽」の感情が含まれる場合もありますが、ない場合もあります。
ちなみに「喜怒哀楽」という言葉は、人間の代表的な感情を表現する熟語で、その起源は中国の『礼記』の「中庸」に由来する言葉です。