「腐れ縁」とは?意味や使い方を解説

意味と使い方

「腐れ縁」

腐れ縁というのは「くされえん」と読み、離れよう、縁を切ろう、としても断ち切ることができない好ましくない関係を指しています。

特に腐れ縁の男女は精神的な部分で結ばれている傾向があり、なかなか断ち切れない傾向にあります。

「腐れ縁」の意味

そもそも腐れ縁というのは切ろうとしても切れない関係を指しています。

例えば友達同士の腐れ縁であればそんなに好ましい関係というわけでは無いですよね。

しかし、もしも男女の恋愛で腐れ縁カップルの場合、いつまでもズルズルと恋愛関係を引きずっているだけで、将来性のないカップルになる可能性があります。

だからこそ、好ましくない関係と言えるのです。

「腐れ縁」の言葉の使い方

腐れ縁というのは切ろうとしても切れない関係を指しており、同性の友達の間であれば特に問題はありませんが、男女の恋愛においては好ましくない関係になりがちです。

腐れ縁はもともと「くさり縁」だったと言われており、ここから鎖のように切っても切ることができない関係を表すようになったと言われています。

「腐れ縁」を使った例文・短文(解釈)

それならば、腐れ縁という表現を使った例文にはどのようなものがあるのでしょうか。

ここでは腐れ縁という言葉を使った例文をいくつか紹介します。

「腐れ縁」の例文1

「彼女とは幼い頃から腐れ縁で、常に同じクラスなんだよね」

幼稚園から小学生にかけて常に同じクラスだったという人もいるのではないでしょうか。

最近は少子化が進んだことにより、幼稚園や小学校も1クラスしかないということが珍しくありません。

しかし、かつては3クラスや4クラスが当たり前でした。

そのようなクラスがある中で常に同じクラスだった人がいたら、その人はまさに腐れ縁だと言えるでしょう。

もちろん人数が多ければそれなりに常に同じクラスになる人がいても当たり前なのですが、ずっと同じクラスの人は切っても切れない関係だといえます。

「腐れ縁」の例文2

「少年漫画には幼なじみで腐れ縁の2人が出てくるストーリーが多い」

少年漫画には、幼なじみで腐れ縁の2人が主人公として出てくる漫画がたくさんありますね。

大体高校生として出てくることが多いです。

男女の幼なじみですが、彼らは付き合っているとは限りません。

しかし、漫画では友達以上恋人未満の関係でいることが多いですね。

このような関係も腐れ縁と呼ぶことができるでしょう。

「腐れ縁」の例文3

「あいつとは昔からの腐れ縁だよ。 別に仲が良いというわけではないんだ」

幼い頃から例えば同じ学校、同じ塾、同じ部活などに通っていたりするとまわりからはとても仲が良いと勘違いされることもあるかもしれません。

しかし、その一方で消して仲が良いというわけではなくただ単に同じ場所に通っているだけ、ただ単に腐れ縁、ということもあるかもしれませんね。

例えば親同士は仲が良く、お互いに情報交換をしていたとしても、子供同士がどのように仲良しとは限りません。

そのような場合は実に腐れ縁と言えるでしょう。

「腐れ縁」の例文4

「今年25歳になるけど、大学3年生の時から腐れ縁で彼女と付き合っているよ。 でも結婚する気はないんだ」

大学3年生と言えば21歳ですが、その頃から恋人と付き合っている、決してその人のことが大好きというわけではない、その人と特に結婚したいとは思っていない、などという場合は腐れ縁だと言えるでしょう。

本当は別れたいと思っているけれど別れる機会がない、別に別れなくても問題がないからなんとなく付き合っている、という背景があればそれは正しく腐れ縁といえます。

そのままでは好ましい関係とは言えません。

別れる理由がないから別れないけれどいつ別れても問題がないという関係は少々寂しいと言えるでしょう。

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