この記事では、「競技」と「種目」の違いを分かりやすく説明していきます。
「競技」とは?
「競技」は様々なスポーツがありますが、それらスポーツの種類のことをさします。
例えば、球技であれば、サッカーやバスケットなどをそれぞれ独立した「競技」として記載することでどのようなスポーツが競争目的で開催されているかを確認することができるのです。
「競技」は第3者と競うことを意味しますので競わないものを「競技」とすることはありません。
「競技」の使い方
「競技」はボールを使用するスポーツで第3者と競争するのであればバスケットボールやサッカーなどをそれぞれ「競技」として記します。
記されたスポーツは、競争を目的としているとされるため、球を扱う「競技」や「陸上競技」というごとにジャンルを分けて記されます。
この言葉は、競争目的でするスポーツであることを知らせるために使用する言葉です。
「種目」とは?
「種目」は「競技」という競争目的のスポーツであることをさしたうえでオリンピックメダルが授与されるものを指します。
逆に「種目」はメダルや何か賞をもらうことができるものでなければ「種目」とすることができず、無償で参加するものは「種目」と呼ばないのです。
では、「種目」から外れたスポーツはどうなるかですが、単純に受賞して賞をいただくことができず、かつ新記録を打ち立ててもそれほど意味をなさないという点が挙げられます。
「種目」の使い方
「種目」は賞を受賞したり賞金をいただくことが可能なスポーツのジャンルをさします。
例えば、野球やサッカーなど賞を受賞することができて勝つ活躍に応じて賞金をいただくことができる場合、「種目」とします。
これらは、「種目」という記載があれば賞を頂いたり、メダルという栄誉をもらうことができるものであると認識することができ「種目」という言葉の使い方は、栄誉や報酬を得ることができるスポーツのジャンルに用いるのです。
「競技」と「種目」の違い
「競技」と「種目」の違いですが両方ともスポーツのジャンルを表す言葉ですが、「種目」は報酬や栄誉あるメダルなどがもらえるという意味になり、違いは、栄誉をあるものとし、報酬を得ることができるものとするかしないかです。
「競技」はあくまでそうしたスポーツの種類があることを記しているだけで、報酬や、栄誉あるメダルがもらえるとしていません。
一方で、「種目」は栄誉あるメダルに報酬がいただけると確定しているスポーツのジャンルをさすのです。
まとめ
「競技」と「種目」の違いですが両者ともにスポーツのジャンルを示す言葉になります。
ですが、「種目」は「競技」という言葉にプラスする形で報酬だったりメダルという栄誉を頂くことができるものを指します。
そのため、「競技」に選ばれたスポーツのジャンルがあっても「種目」に選ばれなかったスポーツのジャンルがある場合、そのスポーツは報酬や栄誉などを全く得ることができないスポーツなのです。
わかりやすく説明しますと、「競技」で相撲というスポーツがあった場合、競争することを許して参加者の参加を認め競うことを認めますが、「種目」に相撲がない場合、無報酬及び、無栄誉でスポーツへ参加することになるのです。
これは、単純に言えばスポーツのジャンルで第3者と競うことで報酬を頂くと仮定した場合、それらスポーツが「種目」として認められてなければ何の収入も得ることができないという意味になります。
ただし、スポーツマンの方が報酬目的でスポーツに興じているかどうかは未知数で、スポーツの普及のために無報酬で「競技」とされているスポーツに参加することはあります。