この記事では、「進級」と「進学」の違いを分かりやすく説明していきます。
「進級」とは?
「進級」とは、等級・学年などが、上へ進むことを指す言葉です。
従って、学校教育などに於いてその学年の課程を修了して、次の学年に進むことの他に、書道、珠算などの認定試験等で級や段位が上がることも「進級」と言いますし、軍隊など階級によって順位がある組織の中で、上の階級に進むことも、「進級」と表現します。
「進学」とは?
「進学」とは、在籍していた学校から、上級の学校などに新たに入学して学ぶことを指す言葉です。
また進路において、こうした道を選択する事も「進学」すると表現したりします。
すなわち、小学校から中学校、中学校から高等学校、高等学校から大学というように上級の学校へ進むことを指すことが一般的です。
幼稚園は学校教育法では学校に区分されていますが、幼稚園から小学校に進む場合には、「進学」と呼ぶ事は一般的にありません。
幼稚園から小学校に進む場合には、小学校に入学や就学すると言う言葉を使います。
「進級」と「進学」の違い
学校教育においては、「進級」とは、学年などが、上へ進むことを指す言葉で、「進学」とは、在籍していた学校から、上級の学校などに新たに入学して学ぶことを指す言葉で、違いのある言葉です。
それでは、中学2年生在籍の生徒が、3年生になるタイミングで転校して、今までの中学校と異なる中学校に移った時には「進級」「進学」のいずれを使うべきなのでしょうか? 学年が2年生から3年生へと進んだのですから、「進級」ですが、新たな学校で今までよりも上の授業を受けるのですから、「進学」とも考えられます。
実は、このケースでは「進学」を使うべきだと言われています。
しかし、何となくこの使い方には違和感があり、一般的には『3年に進級するタイミングで○○中学に転校した。
』と誤解を招かない表現するでしょう。
また「進級」には、学校教育以外で、書道、珠算などの認定試験等で級や段位が上がることも「進級」と言いますし、軍隊など階級によって順位がある組織の中で、上の階級に進むと言う意味もありますが、「進学」にはこれに類するような、他の使い方はありません。
まとめ
学校教育においては、「進級」とは、学年などが、上へ進むことを指す言葉で、「進学」とは、在籍していた学校から、上級の学校などに新たに入学して学ぶことを指す言葉で、違いのある言葉です。
間違いやすい点としては、転校も「進学」と表現すると言う点です。
この使い方は一般的にあまり浸透しておらず、何となく違和感がある人が少なくないでしょう。
学校教育に関連しては、「進級」と「進学」には冒頭の違いがあります。
また「進級」には、学校教育以外で、書道、珠算などの認定試験等で級や段位が上がることも「進級」と言いますし、軍隊など階級によって順位がある組織の中で、上の階級に進むと言う意味もありますが、「進学」にはこれに類する使い方等はありません。