この記事では、「がんじがらめ」を分かりやすく説明していきます。
「がんじがらめ」の意味
ひもなどを多数に絡めつけ身動きできなくすること。
「がんじがらめ」の解説
「がんじがらめ」は、紐や縄などを複雑に絡みつけることで身動きをできなくする、または自らが動けなくなることを指します。
対象者を、設定し「がんじがらめ」と記載することで対象者を身動きできない状況にしたと解釈が可能です。
「がんじがらめ」の使われ方
「がんじがらめ」は対象者があって成立する言葉です。
対象者とは、第3者や自らのことを指し、自分を対象にしたり、他者を対象とすることでそのものを身動きのできない拘束状態にした表現に用います。
「束縛」と同じ意味ですが、「束縛」と異なる点はより複雑に絡み合わせて身動きを奪っている点にあり、束縛の場合、拘束から抜け出すことが可能です。
「がんじがらめ」の例文
・『あまりにも、相手が暴れるのでがんじがらめにした』
この言葉からわかる意味は、対象者となるものが暴れるため、相手の自由を奪うために必要以上に縄やひもなどを用いて自由を奪ったと解釈します。
「拘束」という言葉ではなく「がんじがらめ」とすることでより相手の自由を奪った状況下であることが文章から読み取れます。
・『漁網がんじがらめで解きようがない』
この言葉から読み取れるのは、漁網が複雑に絡み合ってしまっており、もはや解いて元に戻すことが不可能である状況下です。
「がんじがらめ」は複雑に絡み合うことを意味するため、網が複雑に絡まることでもはやどうにもできない状況下にあると推測します。
・『ここまでがんじがらめに組みふされては身動きできない』
この言葉から読み取るべきは、「がんじがらめ」と「組みふす」で「がんじがらめ」は複雑に絡まる様子を意味し、組伏すは人が対象物を完全に身動きすることはない状況下にしたことを意味し、身動き不可能な状況下に完全に置いたことを意味していることです。
つまりは絶対に抜け出すことが出来ない状況下に陥ったと「組伏す」という言葉が「がんじがらめ」という言葉を強調しているため、相手は絶対に抜け出すことが出来ない状況下にすでに陥ってしまっていることを「組伏す」が表しているのです。
このように、絶対的に抜け出すことが不可能である状況を言葉にしたい場合,「がんじがらめ」だけでは不十分で「組伏す」を用いることでより言葉の持つ意味を強調し不可能であるとします。