この記事では、「敵地に乗り込む」を分かりやすく説明していきます。
「敵地に乗り込む」の意味
敵のいる勢力下に乗り込むこと。
「敵地に乗り込む」の解説
「敵地に乗り込む」とは、敵のいる勢力下に乗り込む行為自体を意味し、敵の大将がいる陣営に乗り込むこととは別の意味です。
「敵地に乗り込む」はあくまで勢力下に入ることのみを指す行為のことで、相手を倒す行為を指す意味ではありません。
「敵地に乗り込むの使われ方」
「敵地に乗り込む」とは、本来の意味では敵である勢力下に入ることやその行為を意味するため、「危険を顧みず敵地に乗り込む」などの言葉で用いられます。
ただ、あくまで敵陣のエリアに入るだけの行為であるため、危険が及ぶかどうかは敵陣に乗り込んだ人物の状況下に大きく左右されるため一概に危険であるかどうかも未知数です。
「敵地に乗り込む」の例文
「父の顔を見るために危険を顧みず敵地に乗り込む」
この例文が意味する内容ですが、父親が敵の陣営化に捕らえられているか、敵の陣営化で生活しており、その顔を見るために敵陣営から重要な人物でとらえられてもおかしくない人物が敵地に入り込もうとしている様子や行為を意味します。
「敵地に乗り込む」はあくまで、入り込もうとする、もしくは入り込んだ様を意味しますので、実際に敵陣営から重要な人物とされているものが捕まるかどうかおよび敵として認識され討幕されるかは人物の認知度合いにより異なります。
「敵地に乗り込む」の類義語
「敵地に乗り込む」の類義語についてですが、「牙城に乗り込む」が該当する類義語です。
「牙城に乗り込む」とは、敵陣のいる本営に入り込むことを意味します。
注意すべくポイントですが、「牙城に攻め入る」とした場合、攻撃の意思を持って相手を責めるという意味になりますので、類義語ですが、その後の行為が異なり、あえて敵陣に入り込むだけの場合、「攻め入る」という表記はしないのです。
しかしながら、多くの方は、攻め入るとしており、いつしか、「敵地に攻め入る」という言葉も「敵地に乗り込む」という言葉と同意語であると解釈されており、現在では、「攻め入る」という表記でなくとも意味が通じる日本語となっています。
ですが、本来は「敵地に乗り込む」は攻め入っている様子を指すのではなく、あくまで敵陣に入り込めた状況を指す言葉なのです。