この記事では、「管理費」と「諸経費」の違いや使い方を分かりやすく説明していきます。
最初に「管理費」の意味の方から取り上げます。
「管理費」とは?
最初に「管理費」(かんりひ)の意味をご説明致します。
「管理費」とは、マンション・アパートの共用部分や設備などを維持するために必要なお金のことです。
分かりやすくいうと、マンションの踊り場の照明のことや、設置されてあるエレベーターなどを指します。
「諸経費」とは?
次に「諸経費」(しょけいひ)の意味を解説していきます。
「諸経費」の場合は、基本的には会社での現場経費と、一般管理費を一体化させたものを指すことが多いのです。
簡単に書きますと、会社を運営するには必要不可欠なお金ということになります。
「管理費」と「諸経費」の違いとは?
ここでは「管理費」と「諸経費」の違いを取り上げてみましょう。
「管理費」の場合は、賃貸マンションや施設などの供用部分の設備を維持するためや、共用部分の掃除代などがこれにあたります。
「諸経費」の方は会社を運営する際に、生じる現場経費と一般管理費の2つを指しております。
前者はマンションの共用部分の維持費で、後者は法人企業で生じる現場経費と管理費になります。
「管理費」と「諸経費」の使い方の違い
この項目においては、「管理費」と「諸経費」の使い方の違いを説明します。
「管理費」を使うときは、施設やマンションなどの共用部分の維持費や清掃費を指すときに使います。
「諸経費」を使う場合は、一般管理費と現場経費を指すときに使うものです。
早速、それぞれの使い方を見てみます。
前者の使い方
「毎月の管理費も馬鹿にならない」
「管理費込みの物件が、流行っている」
後者の使い方
「会計は諸経費も含むと社長が言っておりました」
「諸経費を安くあげたい」
「管理費」を使った例文
ここでは「管理費」を使った例文を書いていきます。
・『管理費は管理人室へ、持参することになっております』
・『管理費はないマンションだが、そこそこ快適に暮らせている』
・『古いマンションなので、管理費はない』
・『管理費は2ヶ月1度、5,000円を払うことになっております』
・『管理費を払うの忘れていたと母親にいうと、とても怒られてしまいました』
「諸経費」を使った例文
最後の項目においては、「諸経費」を使った例文を書きます。
・『諸経費を浮かせるには、現場経費の節約が必要になります』
・『現場経費と一般管理費に使える予算を、去年よりも1. 5倍増やしました』
・『売り上げがいいときは、諸経費の節約する必要はないといっていた』
・『諸経費で買い出しに行くときは、領収書を貰ってくることになっております』
・『うちの社長は、諸経費は絶対に削らないといってくれた』
まとめ
まとめとして「管理費」の場合は、マンションや施設の供用部分や設備の維持費になります。
この維持費には、点検費や清掃代も含まれているのです。
「諸経費」は会社を運営する際に生じる、現場の経費と一般管理費のことになります。