この記事では、「行事」と「イベント」の違いを分かりやすく説明していきます。
「行事」とは?
主に人を集め行われる催しとなる「行事」。
恒例として日程を決め行う催しを意味します。
多くの場合、毎年恒例として行われることが多く、毎年、〇月〇日と日程が毎年決まっているものや〇月の第三日曜日などといった形で決められているものも「行事」となります。
一度のみの開催ではなく、何度も繰り返し行われるものを「行事」というのです。
「行事」の使い方
「毎年恒例の行事」といったような使い方が主な使い方となる「行事」。
「行事」を使った言葉には「公式行事」や「年中行事」、「祭典行事」、「文化行事」、「仏教行事」、「伝統行事」、「月例行事」、「年間行事」、「特別行事」、「記念行事」などがあります。
「イベント」とは?
日程を決め、人を集め行う催しとなる「イベント」。
この「イベント」の場合、毎年行っているものでも、今回の一回きりでも問題ありません。
毎年必ずと言って行われている夏祭りも「イベント」。
ゲームなどで今回限りの特別サービスも「イベント」となり、回数や毎年、毎月、行われているといったような制限など一切なく、日程を決め、人を集め行う催し全般を「イベント」と呼びます。
「イベント」の使い方
日程を決め、人を集め行う催しならば、どんなものでも指すことができる「イベント」。
例えば、「メーンイベント」や「夏のイベント」、「イベント期間中」、「イベント開催中」、「イベント企画」、「イベントプレゼント」といった言葉がたくさんあります。
そのほかの使い方としては、「イベントの最中」や「イベントの運営」などもあります。
「行事」と「イベント」の違い
「行事」と「イベント」の違いは、毎年恒例であるか、そうでないか、といった違いです。
「行事」の場合は、花火大会や夏祭り、運動会や卒業式など、毎年決められた日程で開催されているものを意味します。
一方、「イベント」の場合は、毎年開催されているものといった制限はなく、1回だけの開催でも用いられることができる言葉となるといった違いがあります。
「行事」の例文
・『子供が学校からもらってくる年間行事予定表を我が家では冷蔵庫に貼って管理しています。』
・『毎年の恒例行事となる我が家のバーベキュー大会を今年も開催します。』
・『毎年楽しみにしている行事の一つ花火大会が、今年で最後となってしまいました。』
・『お正月の我が家の恒例行事と言えば、家族そろっての初詣です。』
「イベント」の例文
・『今回のメーンイベントには、社員一同、力を入れています。』
・『私は各地で開催される夏のイベントが大好きです。』
・『今回、初めてイベントを運営するほうに周り、イベントを運営する大変さが身にしみてわかりました。』
・『楽しみにしていたイベントの延期が発表され、非常にショックです。』
まとめ
以上が「行事」と「イベント」の違いです。
「行事」の方には、毎年行われるといった縛りがあるため、その点には注意が必要です。