この記事では、「補足」と「捕捉」の違いや使い方を分かりやすく説明していきます。
それでは「補足」の意味を見ていきましょう。
「補足」とは?
最初に「補足」の意味をご説明致します。
「補足」(ほそく)とは、十分ではない部分を見極め、その部分を補うことです。
「捕捉」とは?
次に「捕捉」の意味を解説していきます。
「捕捉」(ほそく)の場合は、対象物や人を捉えることです。
または、捕まえることなどを表現できる言葉となります。
分かりやすくいいますと、ロックオンということです。
「補足」と「捕捉」の違いとは?
ここでは「補足」と「捕捉」の違いを取り上げてみましょう。
「補足」の場合は、中々伝わりにくい内容や、十分とはいえない事柄を、分かりやすく付け足すことです。
また、補う際にも使われる言葉となります。
「捕捉」の方は、対象となる人物や物などを、捉える場合と、捕まえることです。
前者は対象の物事に対し、補助の役割があります。
後者の方は、対象をロックオンしていることを指しているのです。
「補足」と「捕捉」の使い方の違い
この項目においては、「補足」と「捕捉」の使い方の違いを説明します。
「補足」を使う場合は、複雑な内容等によって分かりにくいときなどに、分かりやすくするために補う際などに使います。
「捕捉」を使うときは、対象の内容や人、物を逃がすことなく捕まえるとき、捉える際に使うものです。
それぞれの使い方を取り上げます。
前者の使い方
「補足として付け足します」
「補足を書いておきました」
後者の使い方
「犯人を捕捉することに成功しました」
「中々捕捉できない」
「補足」を使った例文
ここでは「補足」を使った例文を書いていきます。
・『彼の補足は、なんだか分かりにくい。したがって、補足されない方がマシだ』
・『補足するからには、相手に分かってもらえるように説明する必要があるのだ』
・『補足として付箋を貼っておきましたので、確認してみてください』
・『補足説明としては以上となりますが、分からないことがあれば何でも聞いてください』
・『補足を箇条書きで黒板に書いている最中です』
「捕捉」を使った例文
最後の項目においては、「捕捉」を使った例文を書きます。
・『敵機を捕捉したものの、逃げられてしまった。次の空戦では必ず撃墜してみせる』
・『敵に捕捉されないように、高度5mで飛行せよ。との命令が出された。したがって明日から訓練に入る』
・『彼らの狙いを捕捉したので、こちらも打つ手はある』
・『襲撃犯を捕捉し、警官隊と襲撃犯との間で、熾烈を極める攻防が繰り広げられている』
・『刑事達は犯人を捕捉したようです』
まとめ
まとめとして「補足」とは、十分ではないものや、内容が複雑で伝わりにくいときに、補うことです。
場合によっては、付け足すこともあります。
「捕捉」の場合は、対象となる人や物、内容を逃さぬように捉えることです。
または、捕まえることなどを表現するときに使われる言葉になります。