この記事では、「gif」と「png」の違いを分かりやすく説明していきます。
「gif」とは?
「gif(ジフ)」は画像ファイルの拡張子の一種で、「Graphics Interchange Format」の略称です。
「gif」の拡張子で示される画像形式は、ファイルサイズを小さくできて表示速度が速いという特長があります。
「gif」はファイルサイズをとても小さく抑えられるので、ロゴやイラストの画像作成に適しています。
「gif」は背景を透明に設定することもできるので、ロゴなどのデザインがしやすくなっています。
一方で、表示色は「256色」に限られるので、多彩な色が使われている写真などには不向きな画像形式となります。
「可逆圧縮」であり、画像の劣化が起こりにくい形式になります。
「png」とは?
「png」は、1996年にgifの代替で開発された拡張子の一種になります。
「png」は「Portable Network Graphics」の略称です。
「png」は「gif」が特許権問題で自由に使用できなくなっていた時期に考案された画像形式であるため、「png」には「PNG is Not GIF」の意味合いも込められているとされています。
「png」には、「256色」の表示できる色数の制約がありません。
表示可能な色数が多いため、風景・人物の写真などの色数の多い画像をリアルに表現できます。
一方で、表示色数が多くなるほど、画像は美しいのですが、保存容量が大きくなってしまうデメリットもあります。
「png」も、画像が劣化しにくい「可逆圧縮」の形式です。
「gif」と「png」の違い
「gif」と「png」の違いを、分かりやすく解説します。
「gif」は、「256色」しか色表示ができません。
「png」は、「256色以上」の色表示ができる違いがあります。
色表示の限界から、「gif」は「イラスト(パラパラのアニメ)・ロゴ」に向いています。
逆に、「png」は「風景・人物の写真(色の数が多い画像)」に適しているといった違いを挙げられます。
「gif」は、パラパラ漫画のようなアニメーション表示ができます。
しかし、「png」は静止画を連続的に表示してパラパラ漫画のようなアニメにすることはできません。
「gif」の例文
・『gifは色の表示数が256色と少ないため、それ以外の色の風合いをリアルに再現できないのです。』
・『gifは特許権を主張する裁判が提起された時期があり、その時はgifの自由な使用が制限されました。』
「png」の例文
・『pngは透明な背景色を設定できるので、サイトの背景にイラストを自然な感じで溶け込ませやすいのです。』
・『pngはファイル容量が大きくなりがちですが、加工しても画像が劣化しないので使い勝手が良いのです。』
まとめ
画像の拡張子である「gif」と「png」の違いを説明しましたが、いかがでしたか?
「gif」と「png」の違いを詳しく調べたいときは、この記事を参考にしてみてください。