この記事では、「発見学習」と「問題解決学習」の違いを分かりやすく説明していきます。
「発見学習」とは?
「発見学習」は「はっけんがくしゅう」と読みます。
意味は「生徒自身が発見や気付きにより、知識や考える力を学ぶ指導方法」です。
アメリカの心理学者「ジェローム・ブルーナー」により提唱された教育方法で、基本的な構造を理解させることで、仮説を立てて検証することにより、考察力や知識、問題解決力などを育てることを目的としています。
勉強は教師が教え込むのではなく、「発見」「気付き」により自ら学びとって行くものであり、正しく指導すれば幼稚園児から大学生まで同じ内容で学習させられるという特徴があります。
「問題解決学習」とは?
「問題解決学習」は「もんだいかいけつがくしゅう」と読みます。
意味は「生徒が自分で問題を発見して、実験や討論などを通して問題解決力を学ぶ指導方法」です。
アメリカの教育学者「ジョン・デューイ」により提唱された教育方法で、事前にテーマを与え、自分達で議論して課題を見つけ、仮説を立てたり実験や調査を行って問題解決を図ることを目的としています。
「正解を暗記する」のではなく、身近な問題や課題について積極的に考えることで、自発性や判断力を引き出すという特徴があります。
上記で紹介した「発見学習」は、「問題解決学習」をベースにした方法と言えます。
「発見学習」と「問題解決学習」の違い!
「発見学習」は「生徒自身が発見や気付きにより、知識や考える力を学ぶ指導方法」です。
「問題解決学習」は「生徒が自分で問題を発見して、実験や討論などを通して問題解決力を学ぶ指導方法」です。
まとめ
今回は「発見学習」と「問題解決学習」の違いをお伝えしました。
「発見学習」は「『問題解決学習』をベースに、気付きや発見により学ぶ方法」、「問題解決学習」は「自分で問題を発見して解決力を学ぶ方法」と覚えておきましょう。