スポーツやプライベートシーン、ビジネスシーンなど、様々なところで見聞きする「アウェー感」とはどういった言葉なのでしょうか?
この記事では、「アウェー感」の意味を分かりやすく説明していきます。
「アウェー感」の意味とは?
「アウェー感」とは、ある場所の雰囲気に対して、「居心地の悪さ」や「場違い感」、「疎外感」のような居づらさを感じることを意味する言葉です。
「アウェー」の意味とは?
「アウェー」の由来は、英語の“away”であり、基本的に「離れて」や「向こうへ」といった遠ざかることに関する意味を持つ副詞ですが、スポーツにおいては「敵地」や「遠征地」の意味として用いられます。
“away”をカナカナ読みにして「アウェー」、もしくは「アウェイ」と表記されます。
「アウェー」の用例
おもにサッカーなどの国際スポーツにおいて、対戦相手の国(=敵地)で遠征試合を行うときに、「アウェー」や「アウェー戦」のような用いられ方をされます。
さらに、「敵地」の意味から転じて、スポーツだけでなく、プライベートシーンやビジネスシーンにおいても、「不利な場所や立場」、「場違いな場所」や「居心地の悪い場所」、「孤立している状況」という意味で「アウェー」が用いられるようになりました。
「アウェー」の反対語
「アウェー」の反対語は、英語の“home”(ホーム)です。
「アウェー」が「敵地」を意味するのに対して、「ホーム」は「本拠地」を意味します。
スポーツにおいて、対戦チームがそれぞれ自国と相手国で1回ずつ試合をする対戦方式は「ホーム・アンド・アウェイ」と呼ばれています。
「アウェー感」の使い方
自分と周囲のあいだに壁を感じるときや、自分が周囲に迎えられていない、周囲から孤立していると感じるときなど、「場違い感」や「疎外感」の言い換えとして使われています。
「アウェー感」を使った例文
・『このチームは、昨日の試合でアウェー感に包まれていたにもかかわらず、善戦していたのですごい』
・『転校初日は、クラスの雰囲気にアウェー感を抱かずにはいられない』
・『休日にひとりでお店に行ったが、周りがカップルだらけでアウェー感たっぷりだった』
・『新しい配属先での勤務が始まったが、職場のスタッフと打ち解けられず、いまだにアウェー感を感じている』
まとめ
「アウェー感」とは、ある場所の雰囲気に対して、「居心地の悪さ」や「疎外感」を感じることを意味する言葉です。
「アウェー感」の「アウェー」、もしくは「アウェイ」とは、英語の“away”のカタカナ読みであり、もともとサッカーなどの国際スポーツにおいて、「敵地」や「遠征地」を意味する言葉として使われていました。
そこから転じて、「不利な場所」や「場違いな場所」、「孤立した状況」などを表す言葉として、プライベートシーンやビジネスシーンにおいても「アウェー」が用いられるようになりました。