仮想通貨トレーダーのあいだで使用されている「ATH」とはいったい何のことなのでしょうか?
この記事では、「ATH」の意味を分かりやすく説明していきます。
「ATH」の意味とは?
「ATH」とは、“All Time High”の略語で、「過去最高値」を意味します。
仮想通貨市場における「過去最高値」とは、仮想通貨の価格のことです。
ビットコインの例で言えば、2021年4月に「ATH」(=過去最高値)である1ビットコイン700万円台を突破しました。
「ATH」の対義語
「ATH」が「過去最高値」を意味するのに対し、「過去最低値」を意味する「ATL」があります。
「ATL」は“All Time Low”の略語になります。
仮想通貨トレーダーのあいだで使用されているスラング
「ATH」や「ATL」のほかにも、仮想通貨トレーダーのあいだで使用されているスラングや略語があります。
・「HODL」・・・仮想通貨の「買いポジション、もしくは売りポジションを決済せずに持っておく」という意味で使用されているスラングです。
本来、先述の「ポジションを決済せずに持っておくこと」を意味する“HOLD”のタイプミスから生まれたスラングですが、たちまち仮想通貨トレーダーのあいだに広まり、スラングとして定着しました。
・「DYOR」・・・“Do Your Own Reserch”の略語で、「他人に頼らずに、自分自身で調べろ」といった意味で使用されているスラングです。
日本のネットスラングで言うところの「googleなどの検索エンジンを使って自分で調べろ」という意味の「ググれ」や「ggrks(=ググれカス)」と同一に意味になります。
・「FUD」・・・“Fear・Uncertainty・Doubt”の頭文字をとったもので、それぞれ「恐怖・不確実・疑問」を意味し、「真偽を含め、ネガティブな印象を植え付ける情報」といった意味で使用されているスラングです。
もともとは「ネガティブな情報で人々の不安を煽るマーケティング戦略」として使われていた用語でした。
仮想通貨においては、『仮想通貨に関する脆弱性を指摘した情報』や『ある国が仮想通貨での取引に規制をかけた情報』など仮想通貨の通貨価値を下げるようなネガティブな情報のことを指します。
「ATH」の使い方
仮想通貨の銘柄が、過去最高値をつけた時などに使用されています。
「ATH」を使った例文
・『朝起きて、ビットコインのチャートを見たらATH更新してた』
・『手持ちの仮想通貨の買いポジションがATHつけててラッキーだった』
・『おそらく、ビットコインはこれから年末にかけてATHを越えることはないだろう』
・『暴落すると思って仮想通貨を売ったが、下がるどころかATHを突破しつづけている』
まとめ
「ATH」とは、“All Time High”の略語で、「過去最高値」を意味します。
おもに、仮想通貨トレーダーのあいだで多用されているスラングとなります。