この記事では、「視線」と「目線」の違いを分かりやすく説明していきます。
「視線」とは?
「視線」は「しせん」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「目で見ている方向」という意味で、どの方向を見ているかということを言います。
2つ目は「目の中心から、見ている対象とを結んだ線」という意味で、目で見ている状態を線で表したものを言います。
3つ目は「他人からどう見られるか」という意味で、人がどの様な気持ちでそれを見ているかを表します。
上記に共通するのは「目で見る方向性」という意味です。
「視線」の使い方
「視線」は「目で見ている方向」「目の中心から、見ている対象とを結んだ線」「他人からどう見られるか」という意味で使われます。
名詞として動詞を伴い「視線が合う・合わない」「視線を向ける・向けた」と使われます。
基本的に、人がどこを向いて見ているか、何を感じて見ているかを表す言葉です。
「目線」とは?
「目線」は「めせん」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「目で見ている方向」という意味で、演劇や映画などで使われる言葉で「視線」と同じ意味です。
2つ目は「その人の立場における、考え方や受け入れ方」という意味で、ある立場としてものを考えた時のことを言います。
3つ目は「画像における目のぼかし」という意味で、画像の被写体を特定しにくくするために、目に線やぼかしを入れて加工することを言います。
上記に共通するのは「ある立場で見る」という意味です。
「目線」の使い方
「目線」は「目で見ている方向」「その人の立場における、考え方や受け入れ方」「画像における目のぼかし」という意味で使われます。
名詞として動詞を伴い「目線が合う・合わない」と使われたり、「上から目線」など複合語として使われたりあします。
基本的に、ある立場の人が、ものごとを見る時にその考え方や方向性を表す言葉です。
「視線」と「目線」の違い
「視線」は「人がどこを向いて見ているか、何を感じて見ているかを表す」という意味です。
「目線」は「ある立場の人が、ものごとを見る時にその考え方や方向性」という意味です。
「視線」の例文
・『アイドルのコンサートで推しに熱い視線を送った』
・『仕事中に片思いの人と視線が合ったが、そらされてしまった』
・『友達が泣き出してしまい、周囲の視線が気になって仕方がなかった』
・『上司に叱られて、ライバルから憐れむような視線を送られた』
「目線」の例文
・『友達と写真を撮ったら自分だけ目線が上にそれていた』
・『彼女は飲み会で常にカメラ目線を意識している』
・『結婚が決まった同僚が、上から目線で恋愛について語ってくる』
・『もう少し国民により沿った目線で解決策を考えて欲しい』
まとめ
今回は「視線」と「目線」について紹介しました。
「視線」は「人の見る方向」、「目線」は「考え方や方向性」と覚えておきましょう。