普段よく耳にしたり言われたりする言葉の意味を理解して、上手に使い分けていきましょう。
この記事では、「適度」と「適切」の違いを分かりやすく説明していきます。
「適度」とは?
程度がほどよいという意味になります。
では、程度がほどよい事とは一体どのようなことを言うのでしょうか。
「程度がほどよい事」と聞くとなんか小難しい感じですが、簡単に言うと「ちょうど良い」です。
ざっくりとしたニュアンスになりますが、それが適度と言う言葉の意味になります。
相手やあなたにとって「ちょうど良い」感じを表す時に、適度な○○という感じで使いましょう。
「適度」の使い方
では実際に適度を使った文を例に挙げてみましょう。
「適度な水分補給をしましょう」、「適度な運動が大切です」
テレビ番組やCMなどでもよく聞く言葉ですね。
先ほど説明した「ちょうど良い」を当てはめると分かりやすいと思います。
「適切」とは?
国語辞書では適切を【その場や物事にふさわしい事】と記されています。
では、その場や物事にふさわしい事とはどのような事でしょうか。
簡単に言うと「場所や物事に合った」です。
何かに対して場所や事柄にピッタリ合ったという意味になります。
「適切」の使い方
では実際に適切を使った文を例に挙げてみましょう。
「適切な言葉を使いましょう」、「適切な処置をしました」
なんだかすごく頭の良い感じですね。
「場所や物事に合った言葉を使いましょう」と言うよりも、できる人って感じがして良いですね。
「適度」と「適切」の違い
上記で説明した通り「適度」と「適切」では全く違う意味の言葉になります。
それぞれの使い方の例で挙げた文を置き換えてみると分かりやすいです。
「適度な水分補給をしましょう」を「適切な水分補給をしましょう」にすると、決められた量や時間の水分補給を求められているような感じになります。
また、「適切な処置をしました」を「適度な処置をしました」にすると、なんだかしっかり処置してくれていない感じがしますね。
このように、使い方を間違うと全く違う捉え方になってしまう為、注意が必要です。
まとめ
「適度」=「ちょうど良い」
「適切」=「場所や物事に合った」
と覚えて頂くと分かりやすいと思います。
「適度」と「適切」の意味をしっかり理解して使い分けていきましょう。