この記事では、「振込」と「入金」の違いを分かりやすく説明していきます。
「振込」とは?
「振込」は「ふりこみ」「ふりこむ」と読むことが可能ですが、送り仮名がない場合は「ふりこみ」と読むことが一般的です。
「振込」には3つの意味があります。
1つめは、口座などに金銭を支払い納めることです。
口座などに払い込むことで、金銭を手渡しすることではありません。
離婚した夫婦のことで考えてみます。
この夫婦には子どもが1人おり、離婚後子どもを育てているのは母親です。
父親は養育費として、毎月母親の口座に金銭を払い込んでいます。
この場合は父親からすると「養育費を振込」、母親からすると「養育費を振込される」ということができます。
2つめの意味は、麻雀で他人のあがり牌を捨てることです。
3つめは、突然押しかけることです。
「振込」の使い方
3つの意味がありますが、口座などに金銭を払い納めるという意味で使用されることが多いです。
銀行やコンビニなどにあるATMや銀行窓口などから支払い納めることで、金銭を手渡しすることには使用しません。
「入金」とは?
「入金」には2つの意味があります。
一つは、金銭を受け取るです。
手渡しされて受け取ることではなく、主に口座などから受け取ることをいいます。
会社勤務をしている人は、毎月給料を手にしているはずです。
この給料は、一般的には働いている人の口座に入れられます。
記帳をすると口座に金銭が入れられていて、自分自身が金銭を受け取っていることがわかります。
このように金銭を受け取ることを意味しています。
もう一つの意味は、金銭を払い込むです。
1つめの意味は受け取ることですが、2つめの意味は払うことです。
鉄道やモノレールなどで使用できるICカードは、カードに金銭を入れないと使用することができません。
駅やコンビニなどでカードに金銭を入れることができます。
この行為を「カードに入金する」といいます。
「入金」の使い方
金銭を受け取ること、払い込むことを指して使用します。
「振込」と「入金」の違い
2つの言葉は、金銭を払い込むという意味が同じです。
しかし、「振込」は主に口座などに払い込むことですが、「入金」は口座だけでなくICカードなどに金銭を入れることも意味している点が違います。
また、「振込」は払うことで受け取ることではありませんが、「入金」は払うことと受け取ることの意味があります。
「振込」の例文
・『振込を行う』
・『予定日に振込されるようにする』
・『振込をすぐにしてください』
・『この口座に振込をお願いします』
「入金」の例文
・『入金を確認しました』
・『入金手続きを行ってください』
・『入金を確認次第、商品を発送します』
・『入金期日は○○までです』
まとめ
2つの言葉は金銭についてを意味しています。
一方は金銭を入れることを意味していますが、もう一方はそれだけでなく受け取る意味もある点が違います。