この記事では、「ビルド」と「デプロイ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ビルド」とは?
「ビルド」とは、「デプロイ(実行ファイルのアップ)の準備作業」を意味しているIT用語です。
「ビルド」というコンピューター用語は、「ソースコードを機械語に翻訳した上で、複数のファイルを相互にリンクして一つの実行ファイルを作成する行為」を示唆しているのです。
「ビルド」というのは、「リリースを可能にするデプロイを実施する前の段階で行う、各種ファイルの統合作業」を指しているIT用語として解釈することができます。
「ビルド」の使い方
「ビルド」というIT用語は、「アプリケーションを稼働させる実行ファイルの作成」を意味して使うことができます。
「ビルド」というのは、「デプロイの準備を整えるための実行ファイル作成の工程」を指して使用されているコンピューター用語なのです。
「デプロイ」とは?
「デプロイ」とは、「アプリの実行ファイル(ビルドしたファイル)を、サーバーに上げて利用できる状態にする作業」を示すIT用語です。
「デプロイ(deploy)」の原義は「展開や配置」になります。
「デプロイ」という用語は、「アプリケーションを実行するための統合ファイルを、サーバーに配置して実際に実行してみること」を示しています。
「デプロイ」を実行する際には一般的に、「アプリとサーバーの一時的な停止」を行うことが多くなります。
アプリを動かしたままの状態でのデプロイは、「ホットデプロイ」と呼んでいます。
「デプロイ」の使い方
「デプロイ」というIT用語は、「アプリケーションをサーバー上で実行するための環境を整えること」を意味して使われています。
「デプロイ」というのは、「サーバーにアプリケーションのビルドした実行ファイルをアップロードして実際に動かすこと」の意味合いで使用されているコンピューター用語なのです。
「デプロイ」には、ブルーグリーンやシンボリックなどいくつかのやり方もあります。
「ビルド」と「デプロイ」の違い
「ビルド」も「デプロイ」も「アプリケーションのリリースのための工程」ですが、「ビルド」は「デプロイ」よりも前の工程です。
「ビルド」というIT用語は、「デプロイの対象となるアプリの実行ファイルを統合・作成する工程(プログラムコードのコンパイル化も含む)」を意味しているのです。
それに対して、「デプロイ」というのは「ビルドしたアプリの実行ファイルを、サーバー上にアップしてから実行する工程」を示している違いを指摘することができます。
まとめ
「ビルド」と「デプロイ」の違いを詳しく説明しましたがいかがでしたか。
「ビルド」とは「複数のファイルをリンクして実行ファイルを作成する工程」、「デプロイ」というのは「ビルドした後に、アプリケーションをサーバーで動かせる状態(実行ファイルのアップと実行の状態)にすること」を意味している点が違っています。
「ビルド」と「デプロイ」の違いについてリサーチしたいときは、この記事の解説を読んでみてください。