「二の舞を演じる」
「二の舞を演じる」は「にのまえをえんじる」と読みます。
意味・使い方・例文などいくつかご紹介します。
また、文中への用い方など把握した上でご自身なりにアレンジして利用してみましょう。
「二の舞を演じる」の意味
「二の舞を演じる」の意味は、前に誰かが失敗した出来事を同じように失敗する。
失敗を繰り返すと言った意味です。
前の人と同じような失敗・失策を行うことなので、良い意味で表現するものではないことを意味しているため、活用する場合には気をつけねばなりません。
意味をきちんと理解しておくことで上手に文章を作成したり、表現することができるので注意が必要になります。
「二の舞を演じる」の言葉の使い方
「二の舞を演じる」とは、元々は舞楽の名前で案摩という舞の次に行われる滑稽な舞からきている言葉になります。
なので、一度失敗したことを再度繰り返すなど表現する際に「二の舞を演じる」を用いるので、文章作成する際には意味をきちんと理解した上で使うようにしましょう。
「二の舞を演じる」を使った例文・短文(解釈)
「二の舞を演じる」を使った例文と解釈を紹介します。
「二の舞を演じる」の例文1
「僕は君のような二の舞を演じることはない」
主人公の僕は、相手(君)が行った失敗を行うことはないとハッキリ伝えている様子が分かります。
君が行った失敗を僕は同じように行わないといった強い表現や様子が分かります。
なので、この「二の舞を演じる」を用いることで僕の強い意思が把握できるはずです。
「二の舞を演じる」の例文2
「気をつけていたのに兄の二の舞を演じることになった」
主人公は、兄が失敗した経験から同じようなミスをしないよう気をつけていたにもかかわらず、同様な失敗をしてしまったことに対し、とても悔しい思いを表現している様子が伝わります。
かなり気をつけて同様のミスを繰り返さないように注意していたけれどもミスをしてしまった様子が伝わります。
「二の舞を演じる」の例文3
「前の試合のような二の舞を演じることは二度としない」
前の試合結果のような失敗は、二度としないといった強い意思を感じ取ることができます。
やはり二度と前の試合で行った失敗を同様に繰り返さないといった様子が伝わってくるのを実感できるはずです。
強い意思と決意を感じとれるような表現になっているので、こうした「二の舞を演じる」の使い方も把握しておくと良いでしょう。
「二の舞を演じる」の例文4
「友人がしたことは、私には二の舞を演じることにはならない」
友人が失敗したことは、自分も同じように失敗することにはならないといった意味です。
自分は友人のように失敗しないだろうし、そう限らないといった意味も含まれているのが伝わってくるはずです。
失敗を繰り返すことにはならないと自分の考えがハッキリ表現されているのが分かります。