この記事では、「ファームウェア」と「ソフトウェア」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ファームウェア」とは?
「ファームウェア」は周辺機器などの機械内部に組み込まれている制御機構です。
この機構があるが故、炊飯器であればお米を炊くことを可能とし、「ファームウェア」をアップデートできる物であれば、お米を炊くという機能自体を拡張することが可能となります。
ただし、「ファームウェア」は、備え付けられた部品の能力を超えた能力を付与することはできず、炊飯器であれば、お米を炊くことはできますが、自動でお米を洗うことは不可能で、その理由は、内部に格納されている装置の不「ファームウェア」がお米を炊くことしかできないためです。
なお、「ファームウェア」は自由に書き換えることができるため動作プログラムをその端末が理解できる反中であれば、炊飯器の形をしていながら、別の役割を与えることも一応可能です。
「ファームウェア」の使い方
「ファームウェア」は、ハードウェアの動作プログラムになりますので使い方は、ハードウェアとして使用することです。
つまり、炊飯器であれば炊飯器として使用することになります。
「ソフトウェア」とは?
「ソフトウェア」は、自ら独立して動く必要性がない物で、かつ自由にコンピューター上で書き換えることができるものです。
簡単に言えば、テレビゲームのダウンロード販売が「ソフトウェア」になり、これらゲームソフトはインターネットを介して自由に仕様変更ができます。
つまり、「ソフトウェア」は自由に仕様を変更することができるものです。
「ソフトウェア」の使い方
「ソフトウェア」は自由に仕様変更できるものであるため、テレビゲームなどのダウンロード販売をすれば、「ソフトウェア」を使用したことになります。
「ファームウェア」と「ソフトウェア」の違い
「ファームウェア」と「ソフトウェア」の違いは、単体で独立して機能するか、自由に内容を変更しても商品として成り立つかどうかです。
「ファームウェア」は内部に格納されている装置に機能を与えることで役割を与えられた装置は独立して機能します。
ですが、「ソフトウェア」は、単体では動作せず、ゲーム機であればゲーム機とソフトが一つになることで動作し、かつ内容を自由に書き換えることが可能です。
「ファームウェア」側も一応書き換えが可能ですが、装置の機能を逸脱した書き換えは許されてないため、違いは、内容の書き換えの自由度になります。
まとめ
「ファームウェア」と聞くと、ルーターなどのバージョンのことを指し、ルーター内部の部品の機能の優秀さを示しますが、「ソフトウェア」と聞くと、ゲームソフトのように仕様を自由に変更したりと自由度がある物を指すことが多いです。
これを「ファームウェア」側に自由度を許した場合、ルーターはルーターの機能を超えて動作を行うという問題が生まれますので、それのみの機能を持つ者は「ソフトウェア」のように柔軟性があってはいけないのです。
もし、装置内に柔軟性を持たせると、間違ってルーターに別のプログラムを入れたりして自由にそれを書き換えたりした場合には周辺機器自体の在り方が問われるため「ファームウェア」と「ソフトウェア」という具合に二つに分けた上で違いを見出すことで両者は別のものであるとするのです。